クラシックレンジ200Tdi レストアレポート (3)

次は前周りの補修です。
もっと細かい単位でも出てきますので、部分的に補修したい場合はそれも可能ですが、今回は全体的に腐食がありますので、丸ごと行きます。

f:id:asahimotors:20200502005100j:plain

丸ごととはいっても、丸ごと大きな箱に入ってくるわけではなく、右・左・前の大まかには3分割で部品供給されます。

片側ずつ仮付けし、左右のパーツをラジエターサポートで接続します。

f:id:asahimotors:20200502005105j:plain

f:id:asahimotors:20200502005110j:plain

 

一旦ボディーパーツを戻して位置合わせ。

f:id:asahimotors:20200502005113j:plain

問題が無ければ本組して溶接していきます。

f:id:asahimotors:20200502005116j:plain

f:id:asahimotors:20200502005119j:plain

これで前回りは完成です。ちなみに、この時点でボディの塗装色が決まっていなかったので、インナーのパーツは内板色で塗装しました。


さて、難関のリヤ周りに入ります。

ボディクロスメンバーとフロアパネルを剥がすとこの状態。フロアの梁も錆が酷いです。

f:id:asahimotors:20200502005122j:plain

f:id:asahimotors:20200502005126j:plain

完全にフロアを除去します。

f:id:asahimotors:20200502005129j:plain

クォーターパネルインナー・ホイールハウスも取り外します。

f:id:asahimotors:20200502005132j:plain

クロスメンバーも撤去

f:id:asahimotors:20200502005136j:plain

補修パーツのクロスメンバーを仮組。フロアの梁は酷いものは新しく作り、使用できるものは錆取をして再使用しました。

f:id:asahimotors:20200502005140j:plain

f:id:asahimotors:20200502005143j:plain

フロア用の補修パネルはバンプラ(ロング)との兼用パーツで、分割になっている後端部分を車の長さに合わせてカットして溶接するようになっています。

f:id:asahimotors:20200502005145j:plain

f:id:asahimotors:20200502005149j:plain

これに左右フロアも溶接します。

f:id:asahimotors:20200502005040j:plain
ここまでの廃棄部品一式です。

f:id:asahimotors:20200502005043j:plain
完了したフロアパネルの裏面を塗装。防錆・断熱・防音効果のあるゴム塗料を塗装してみました。

f:id:asahimotors:20200502005047j:plain

f:id:asahimotors:20200502005050j:plain

そして一体になったフロアパネルをボディに戻します。

f:id:asahimotors:20200502005055j:plain

長くなったので、続きは次回です。