90のオドメーター

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 中古車で販売したディフェンダー90にオドメーターのチラツキが発生してしまい、保証にて交換させていただきました。またか、という印象です。
 この症状は本当に頻発します。当社の90のお客様はほとんどが経験されていますし、今回交換した車も新車から1年くらいで一度交換された記録がありました。業者のオークションに出品される車を見ても多くがメーター交換歴ありになっています。でも、不思議なことにこれは正規90だけに発生して、高年式の110など他のデジタルオドメーター車では、聞いたことがありません。

 症状としてはエンジン始動後にメーターに意味不明な表示がされてそれがチラチラと動き、しばらくするとだんだん正しい表示になってくるというものです。最初は全く表示されないこともあります。症状が進めば全く回復しなくなり、走行不明車の出来上がりです。

 このメーターが高いです。10年ほど前は純正定価が5万円くらいだったのですが、2~3年ほど前に問い合わせた時は10万円近くになっていました。ランドローバーの純正定価はいつもこんな感じで値動きが激しいです。当社はイギリスから取り寄せるのですが、これでも円高の今でも6万円程度になってしまいます。今回も痛い出費でした。

 さて、これほどメーターの不具合が頻発する90ですので、中古車を購入される際は十分に注意してください。走行距離が少なくて記録簿が無いようなのは要注意です。現在は車検証に車検時の走行距離が記載されていますが、それ以前に交換されていれば分かりませんので。
もっともディフェンダーの場合、走行距離にこだわりすぎてもダメなのですが。