クラシックレンジ 途中経過 4

レポートの間が開いてしまいましたが、作業はコツコツ続けています。
他にも色々ブログのネタになることはあるのですが、おかげさまで忙しく、なかなか更新できませんでした。
 クラッシックレンジは本国でも入手が難しい部品がたくさんあります。消耗品やよく壊れる部分は社外品も豊富なので問題ないのですが、あまり壊れない部分は純正品しかなく手に入りづらいようです。部品屋さんの話だと、ランドローバーは新型の車の部品ストックのスペースを作るために、クラシックレンジなどの部品を大量に廃棄したんだとか。部品屋さんもCRAZYだと怒っていました。

そんな訳で予定していた部品がなかなか手に入らなかったり、違う部品が届いたり、最初の予定になかった作業も必要になったり、苦労しています。

現在車はこの状態。何とかエンジンが載りました。
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機関系の作業をしている間はボディー系の作業はできないので、今日はボディから外れている部品の加工、補修などを行いました。

 まずは、アッパーテールゲート。外観がきれいだったのでそのまま塗装して使用する予定だったのですが、下側のゴムシールを外そうと引っ張ったら、フレームごと取れてきてしまいました。内部は錆でボロボロだったのです。交換が必要です。この部品には社外品で、アルミフレームでガラスごと販売されているもがあります。しかし、これはそれなりに高価。かさばるので送料もかかります。そこで、フレームのみの製品を取り寄せました。

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しかし、これが大問題。まず、錆が酷く、なかなかフレームがガラスから外れません。無理矢理やればガラスが割れますので、作業は慎重を要します。さらには社外品だけあって部品精度があまり良くなく、バリを削ったりしなければ、まともに組めません。ここまでするのに何時間かかったことか。

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 これで終わりではありません。純正はガラスとフレームの間にゴムのパッキンが挟まれているのですが、社外フレームはそのままガラスをフレームに差込み、シールを注入するようになっています。でも、これだとシールが痩せた場合、ガラスのガタが出ることも考えられるので、オリジナルでゴムパッキンを部分的に追加。その後でシールを流し込むことにしました。

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何とか完成。

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次はバンパーの作業です。このレンジローバーは縦グリルの初期顔になる予定です。バンパーも苦労して初期のものを探したのですが、エンドキャップが手に入りません。そこで、加工してしまうことになりました。まず、鉄の板を適当な形に切って点付けで溶接。

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一周溶接

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サンダーで整えれば完成。

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左右を切り落としたようなスマートなバンパーになります。