ドア閉まらない現象

今年もディフェンダーのドア閉めに苦労する季節がやってまいりました。

と聞いて、?と思われた方はおそらく99年以前の車にお乗りではないでしょうか?
 
この現象は気温の低いときにドアが閉まらなくなるという、99年以降、特に2002年以降のディフェンダーによく見られるものです。普通にバンッと閉めると、ボヨーンと戻ってきてしまいます。特に開け閉めが運転席に比べて頻繁でないせいか、助手席がなりやすいようです。
こうなった場合は優しく、そしてゆっくり押し付けるように閉めるというのが正解。コツを掴めば一発で閉められるようにはなるでしょう。もしくは、多少手間ではありますが、窓を開けておいて、空気の抜けをよくしてから閉めるという方法もあります。
 
 助手席にご家族、友人、彼女などを乗せた際に何度閉めても閉まらないのを一発で閉めてあげると、一瞬は尊敬の眼差しが向けられますが、後で冷静に考えられると「何、このボロ車」ということにもなりかねません。車にはご理解を頂いているとしても、場合によっては走行中に半ドアになることもあるので、以前から重要課題と認識して原因を探っていました。

 しかし、この現象はかなり気温が低くないと発生しません。残念ながら豊橋市は風が強くて体感温度は低いものの、気温的には比較的温暖な地域ですし、個体差もあるのか自分の車では1シーズンに数回、それも深夜、早朝くらいにしか発生てくれません。そのタイミングでの検証というのはなかなか困難で、はっきりした原因がつかめませんでした。
 
 が、遂にに今年、その原因らしき箇所を見つけました。
次は対処法を考えなければいけないのですが、自分の車は発生頻度が低く、試した方法が効果があったのかどうか分かりません。

 ということで、本日入庫したお客様に実験台になっていただきました。頻繁に閉まらなくなっていたそうなので、改善するかどうか検証も容易だと思います。

 今のところここで方法などを発表することはしませんが、当社に車検、点検などで入庫される方で症状が見られる方は、ご相談ください。改善したかどうかを後日報告いただければ、モニターということで今シーズン中は無料で作業させていただきます。ただし、いくつか浮かんでいる方法の一つを試させていただくだけですので、それで改善するとは限りません。ご了承ください。