車検の際のご注意

ちょっと更新が止まってしまっていました。
忙しいとブログのネタに不自由しない代わりに、書いてる暇が無くなります。ここのところほぼ毎日警備会社からセキュリティの未セット確認の電話がかかってくるまで仕事しています。
溜まったネタは時間ができ次第放出していきますので、少々お待ちください。

忙しいのは、最近は当社で中古車をお買い上げではないお客様の整備依頼が増えてきたことが影響しています。大体、ディフェンダーを常時5~6台をお預かりしているような状況です。大変ありがたいことです。本日もこんな感じです。

イメージ 1


車検をご依頼いただく際にご注意いただきたいことがあります。
整備工場には指定工場と認証工場があります。当社は指定工場、正確に言うと中部運輸局指定民間車検工場です。この二つの違いは、自社の工場で車検の検査ができるかどうかです。認証工場の場合は自社で点検した後で、車検場に持ち込んで検査を受けてきます。それに対して指定工場は自社で検査ができるので、通常の継続車検の場合は車検場に持ち込む必要がありません。

ということは、違法改造車を車検に通したり、整備をしないで車検を通したり、悪い事をしようと思えばいくらでもできてしまうのか、と思われるかもしれません。しかし、だからこそ、抜き打ち監査等で厳しく監視されていますし、検査員には高い倫理観が要求されます。検査員は「みなし公務員」といって、公務員に準じた扱いを受けますので、違反したときの個人への罰則も大変厳しいものです。いや、違反どころか悪意がないミスでも工場の1ヶ月以上の営業停止や最悪の場合は指定取り消しと言って、検査ができる資格を永久に剥奪されてしまいます。これは整備工場にとって倒産を意味します。

ディフェンダーに限った事ではないですが(むしろディフェンダーは少ない)、時々ランプなどの灯火類や、タイヤなどで車検に通らないような弄り方をされている方、またはキット無しのキャンピング登録のお客様に、「検査のときだけノーマルに戻して」とか「キットを貸しておいて」と依頼されることがあります。そういうことをするショップさんもあるでしょうが、これは当社では絶対にできません。ノーマルに戻す事はしますが、その状態でお返しします。

また、キャンピング登録をされていて、キットは一応搭載しいていても、明らかにベッドの数や大きさが規定に足りないという車もあります。こういう車でも車検場に持ち込めば、気付かれないのか意外と通ってしまうそうです。しかし当社は気が付いてしまいます。気が付いたら通せません。前回他所の工場で通っているからといって、当社で通せるとは限りませんので、ご注意ください。

その他で注意していただきたいのが、正規輸入車の1ナンバーでドッグガードを取り外していたり、タイヤがオーバーフェンダーからはみ出していたりしていても通せなくなります。必ず、車検が通る状態にしてからご来店いただくか、通せるようにできる部品を持ってきて下さい。部品が無い場合は取りに帰っていただくか、送っていただくことになり、余計な手間と費用がかかってしまいます。厳しいと思われるかもしれませんが、コンプライアンスは重要です。ご協力ください。

よろしくお願いいたします。