前回から少し日が開いてしまいましたが、作業はコツコツ進んでいます。
今回はまず、フレームの溶接から。この部分は錆びて穴が開いてしまっていたので、錆びている部分を切除して新しい鉄板を溶接します。中身は当然錆止めをしています。
今回はまず、フレームの溶接から。この部分は錆びて穴が開いてしまっていたので、錆びている部分を切除して新しい鉄板を溶接します。中身は当然錆止めをしています。
最終的にグラインダー整えて、サイドの修理は終了。
前回切断したところにすっぽりと被せるようにはめ込みます。
慎重に測定して正しい位置を出します。
そして溶接。
さらに、他の部分でも腐食している部分は手直しをしていきます。
修正完了。
この後、最終の塗装をします。
こんな感じで仕上がりです。
こんな感じで仕上がりです。
更にミッションも載せます。これで山は越えた感じでしょうか。
一息ついて、塗装の準備です。
先週までやっていたアンケートでは、ブルー系がトップでしたので、それに従うことにしました。投票ありがとうございました。
先週までやっていたアンケートでは、ブルー系がトップでしたので、それに従うことにしました。投票ありがとうございました。
修理で入庫されるお客様に、「純正塗料で塗ってくれるんですか?」と言われる事がありますが、車の塗料は純正塗料というものがメーカーから販売されているわけではありません。各塗料メーカーごとに何十種類かの原色があり、それを配合データに従って混ぜ合わせて色を作るのです。塗料メーカーは、それぞれの車の色を作るには自社の原色をどんな割合で混ぜればいいのかというデータを出しています。ちなみに震災時に、この原色の一つの原料をほぼ独占的に作っている工場が被災してしまい、供給がストップしたことがありました。原色が一つ無くなると何種類もの色が作れなくなってしまいます。当社では十分在庫がありましたので問題はありませんでしたが、塗装ができなくて大変だった工場さんもあったそうです。
さて、MARINE BLUEはこの配合データがメーカーから発表されていません。そこで近そうな車の色を選んで作ってみました。
しかし、どうもイメージピッタリの色がありません。どれかをベースに原色を足して微調整していけば良いと思われるかもしれませんが、それをやってしまうと後でもう一度同じ色を作るのが大変になります。できれば他メーカーの車でもいいので「○○の色」と一発で作れるものか、前回のピックアップでやった「ブリティッシュレーシンググリーンとコニストングリーンを1:1」などの、再現が簡単な混合にしなければいけません。配合データだけに頼っているわけではなく、最終的にはどんな色でも微調整はするのですが、その土台となるものが無くては手間がかかりすぎます。
上の写真の中では右下が近いような気がするのですが、これをボディに塗ってクリアをかけると若干明るくなるので、その左が良いかもしれませんが・・・悩みます。でもまあ、この悩んでるときが楽しくもあるのですが。