ブレーキ

こちらのブレーキパッドをご覧ください。
イメージ 1


ブレーキが鳴く車を点検してみるとこうなっていました。
パッドの一番外側1mm程度がローターに当たっておらず、その部分だけ磨耗せずに残っています。
この部分がローターの縁に辺り音が出ているのだと予想しました。
この現象は、時々見られます。パッドやローターの製造上の精度が問題だろうと思っています。今回もそれだと思ったのですが・・・・

「なんか変ですよこれ」
作業担当者が呼びに来ました。

イメージ 2


イメージ 3


よく見ると、ローターがキャリパーのセンターにありません。写真左側(内側)はキャリパーに当たってしまいそうになっています。どうやらローターのオフセットが違うようです。左側(内側)のパッドは無理矢理押し込まないと入りません。お客様に確認したら、数年前に部品屋さんで購入して、専門店ではない工場で交換してもらったとのことでした。知らなかったらこういうものだと思ってしまうかもしれませんが・・・・
部品もお客さんが選んだわけではなく、部品屋さんに年式などを伝えて選んでもらったとのことです。
付いているのは形状からすると90用のようです。これでも数年は乗れていて問題はなかったのですが、パッドが極限まで磨耗すると、もしかしたらピストンが飛び出すような事もあるかもしれません。磨耗はしていないのでちょっともったいないですが、パッドとローターセットで交換することになりました。

パッドやローターは見た目はほとんど同じですが、前後と年式で微妙に部品が違っています。
通販などで購入するときは十分注意してください。