園芸用

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集中ロック取付中です。
フロントドアが作業完了、リヤドアがこれから作業です。
前後のドアのビニールが違うのはお判りでしょうか?
これはウォーターシェダーといって、リヤドアのものが純正品です。フロントは透明なのでよく見ないと分からないかもしれません。

ウォーターシェダーはドア本体にブチルテープで貼り付けられており、ドア内部に侵入した水が室内に入って来ないようにする働きをしています。
これが破れていたり、ブチルテープが剥がれて浮いてしまっていたりすると、雨水がドア内部を通って、ドアとドアトリムの間から車内に流れ出てしまいます。これがしっかりしていれば、ドア内部に入った水は内側に入ることはできないので、ドア下の排水穴から社外に排出されます。雨が降った後、マットだけが濡れているという場合、これが原因かもしれません。

集中ロックの取付や、その他の何らかの作業で、ドアの内側を触りたいときにはこれを剥がすことになります。しかし、ビニールですので、年数が経った車だと硬くなってしまい、剥がす時に高確率で破れてしまいますし、破れなくてもブチルテープを新しくしないと、粘着力がなくなっていて、水を通してしまいます。ブチルだけ新しくするというのも手間なので、通常は新品交換するのですが、これが結構高いので、最近は汎用品を使っています。
 ただし、汎用品と言っても自動車用ではなく、ホームセンター売っている園芸用です。普通はビニールハウスに使われるものだと思います。初めはコストを考えてのことだったのですが、これが思いの他便利でした。

まず、強い。かなり伸縮性がありますし、破れません。そして、透明であること。これがかなりのメリットです。内部が見えればブチルの接着不良などで雨漏りしてしまう場合、水がどこを通っているか一目瞭然ですし、集中ロックやパワーウインドウのトラブルの時も分かりやすいです。それでいて、純正品より安いのですから、園芸用の圧勝ということになります。