パナールロッドブッシュ

ディフェンダー ディスカバリーⅠ クラッシックレンジはほぼ共通の足回りをしています。
これらの車で、高速走行時に突然ハンドルが握っていられないくらい暴れだすという症状が出ることがあります。以前ブログにも書いたことがあります。

ステアリングに伝わる振動は色々な原因で発生するのですが、ステアリングを持つ手が弾かれるほど激しい症状の場合は、ほとんどがこれでした。

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パナールロッドブッシュ。黄色の線がパナールロッドで、左右の丸がブッシュです。
アルファベットで書くと「PANARD」。「ぱなーど」っぽいですが、フランス語らしく「パナール」が正しい発音だそうです。ラテラルロッドともいいます。

この不具合の発生が最初に発生するのが、とても偶然とは思えないほど4月~5月に集中しています。暖かくなって、ゴムが柔らかくなるのか?とも思いますが、ブッシュのゴムはそんなに温度変化に弱いものなのか・・・。

共通するのは手で動かしてもガタが感じられるようなものではないことと、症状が出たりでなかったりすることです。症状の発生状況としては、道路の段差や轍を拾うと、普通は一瞬ガタガタッとなって戻るのですが、その戻る時間が長くなり、最終的には戻らなくなるどころか増幅されてパニックを起こしかねないほどになります。

さて、この症状が集中するこの時期ですが、やはり今年もクラシックレンジ2台が入庫しました。また、このブッシュですが、当社では基本的に純正を使用します。社外品は懲りました。ポリウレタンブッシュも、ポリブッシュ社のものならいいのですが、コピー品っぽいのは全然だめです。OEM品質と謳われているものならすぐダメになるということはないですが、やはり寿命が短いような気がします。足回りは目で見てわからないことが多いだけに、一番信頼できるものを使っておいた方が良いという結論に達しました。そうじゃないと、何かあった時に迷路に迷い込んでしまいます。

特に、個人輸入をされている方は気を付けてください。社外ブッシュは純正の10分の1くらいの価格のものもあるので、手を出したくなるのは分かるのですが、作業を整備工場に依頼する場合、安くはない工賃が二重になってしまうかもしれません。