雨漏り対策コーキング講座ルーフ編

梅雨入り記念ということで、雨漏り対策コーキング講座ルーフ編です。

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ルーフは外して作業していますが、雨漏り対策の時に外す必要はありません。今回は全塗装ついでなので外しています。ボディと別色で、しかも車内も塗装する場合は外した方が効率がいいのです。

まずは一通りシールのクラックをコーキングで埋めていきます。あまりご自身でルーフを塗装しようという方はいないかもしれませんが、コーキング材には塗装が乗るものと乗らないものがありますのでご注意を。

まずは定番の前後のパネルの継ぎ目と雨樋。雨樋の方は構造上そんなに入らないようにも見えますが、念のために。やったほうが見た目にも美しいですし。

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リヤの方もきれいにクラック入っていますね。

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こちらの注目は黄色の丸の中。

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排水穴から矢印方向に侵入していることがあります。ここから入った水も、フロントの角から垂れます。アルパインゴムを交換したり、他のところを散々コーキングしても雨漏りするという方はここを試してみるといいです。

同じく、意外な盲点箇所。後ろのルーフの継ぎ目です。

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そしてここも。分かりづらいかもしれませんが、ルーフの上面の一番前の端です。細いクラック、分かりますか?

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ここは分かりやすい。雨樋の前端。

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それから、こちらで紹介した雨樋下のカシメ穴もお忘れなく。


仕上がりはこんな感じです。

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他の仕事をしていたらいつの間にか作業終了していたので、作業中の写真は撮れませんでした。手順としてはいろいろあるでしょうが、当社では以下のようにやっています。

1 コーキングしたいクラックに沿ってマスキング。

2 指、ヘラなどでクラックにコーキング材を押し込んで表面を均す。

3 半乾きでマスキングテープを慎重に剥がす。

4 はみ出したところがあれば、溶剤で拭き取り。

ルーフなので、それほど仕上がりに気を遣わなくてもいいかもしれません。はみ出したら拭き取ってしまえばいいので、気楽にやってみるといいと思います。