以前もこちらで書きましたが、正規Td5のSEのハーフレザーシートからは、年数が経つとオレンジ色の粉が出てきます。
これはシート表皮とウレタンフォームの間に敷いてあるオレンジ色のスポンジシートが劣化して縫い目から出てくるものです。
Td5の時は7~8年経過くらいからそうなっている車が多いのに気が付き始めましたが、10年経過した今となっては入庫するほぼ全ての車が粉を吹いています。走行距離が少なくてもこの症状は見られますので、中古車を買われる方は、これはあるものと思っていただくしかありません。展示してある車で、一時的にきれいになっていたとしても、使っているうちに必ず出てきます。または、座面をポンポンと叩いてやれば、多少なりとも兆候が見られると思います。スポンジが全て粉になって出きってしまえば、この症状は治まるかもしれませんが、直すには基本的にシートの張替しかありません。
今回はシートヒーターの不良もあり、その修理も含めて張り替えることにしました。シートを分解してみると、やはり断線です。
今回はシートヒーターの不良もあり、その修理も含めて張り替えることにしました。シートを分解してみると、やはり断線です。
どうなってるか分からなかったので、エレメント(熱線のシート)も用意してありましたが、単純な配線部の断線で簡単に修理できそうです。これを繋いだら、後は専門のシート屋さんに張替をお願いします。張り替えキットのメーカーはDIYを前提としてYOUTUBEで張り替え手順を公開しているので、自社でできないことは無いとは思うのですが、破ってしまうと大変なので、プロにお任せです。そのうち破れにくいファブリックシートに張り替えるときにチャレンジしてみたいと思います。