諦めてはいけない

「これは全損ですね。」

 修理工場にそう言われても諦めてはいけません。ディフェンダーはどんな状態からでも復活できます。もちろん、予算次第ではありますので、万一に備えて必ず車両保険は入ってください。ディフェンダーの外装修理は中古パーツもありませんし、どうしても高額になります。そして、契約の車両保険金額が低すぎないかを必ず毎年チェックしてください。
 今回のお客様はしっかり車両保険が下りたので、何とか直すことができました。まあ、楽勝で予算内、と思っていたら甘かったのですが・・・。

前回のフレーム修正の時はボディーは修正したフレームの上にそのまま戻せたのですが、今回はバルクヘッドまで歪んでしまっていて、正常なフレームにそのまま乗せられませんでした。急遽バルクヘッド交換で、結局予算ギリギリというか、まともに工賃を出すとオーバーしそうなのを無理矢理納めた感じではありますが・・・・。

こんな感じで、あまり損傷が酷いと、事前に完璧な見積もりを出すのが困難になり、こういう予想外の予算オーバーがあるので、修理工場は高めの見積もりを出して全損にしてしまおうとしたり、完璧に直らないなどと言って乗り換えを勧めてきます。そんなときも、少しでも乗り続けたい気持ちがあるようでしたら、ご相談ください。写真など送っていただければ、ある程度の判断はいたします。また、自走不能でも全国陸送手配します。
 
さて、今回の作業の紹介です。あまり細かく説明しても仕方がないので写真を列挙します。事故の部分は保険で修理+自費で全塗装です。もちろんフロント部分の部品代、塗装費用、それからバルクヘッド交換によるボディの分解費用などは保険で支払われるので、全部自腹で行うよりはかなり安く全塗装できています。当社で最近多いヘリテイジ仕様。カラーは日産パオのアクアグレーです。


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写真が多くなったので、完成写真は次で。