快適さの弊害

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何をやっているかと言えば、雨漏りの修理です。
新型ディフェンダーはバルクヘッド周りから雨漏りがある場合、修理の難易度が跳ね上がります。

原因はコイツ。

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バルクヘッドの内側にある断熱材(遮音材?)。ディフェンダーらしくない快適性を上げるためのパーツですが、これがたっぷり水を含んでくれます。水を含むとどうなるか。

1 少量の水の侵入では滴り落ちてこなくなる。

2 水の侵入から、車内に流れ落ちるまでにタイムラグが発生。

3 浸入箇所でダイレクトに滴らない。

これらがどれだけ浸入箇所の特定を妨げることか。

例えばです。

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こうやって水の流れた後を見つけたとします。普通に考えればこのボルトだったり、この部分の上部から水が浸入したと予想できます。

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これがその上部です。ここにも水の流れた跡があります。その上にあるのは断熱材の端。つまりは断熱材に染み渡った水がここから流れ出ているだけです。断熱材はバルクヘッドを覆うように全部繋がっていますから、こうなるとどこから水が入っているのか、外から見ただけでは特定できません。こうやってダッシュボードを全て外し、断熱材を捲って水をかけて初めて分かります。
いや、もしかしたらエアコンユニットまで取り外さないと分からないかもしれません。
今日はもう暗いので、続きは明日のお楽しみとします。