バルクヘッド補修

レストア中の110ですが、分解してみるとバルクヘッドの腐食が思ったよりも酷かったので、本格的に手を入れることにしました。

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室内への配線配管を外し、吊り上げます。


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分離完了

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補修の為に用意したのはこういう部品。フットウェルパネルといいます。

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あちらでは腐らせるのが前提で、腐る部分にはこういう補修用パーツが出ています。フレームだって部分ごとに交換できます。腐らせないようにしようという考え方は無いようです。

腐食部分をカット

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補修パーツを溶接。寸法が全然合っていないのは当然なので、現物合わせで調整です。

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補修パーツでも足りない部分は鉄板から作ります。

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溶接完了

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塗装です。


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さて、後は戻せば完了なのですが、部品取り付け用の穴が合うかどうか。ここも相当の加工は覚悟しています。純正新品でバルクヘッド交換した時も合いませんでしたし。

 この作業は初めてやったのですが、予想以上に手間と時間がかかりました。今回は中古車の仕上げですし、経験を積むということで敢えてやってみましたが、ここまでの手間となると、普通に工賃をいただくとかなりの金額になってしまいます。完全に穴が開いて、床を踏み抜きそうというのなら仕方ありませんが、この程度の腐食状況なら、費用対効果を考えると、もう少し簡易的な補修でも良かったと思います。
もしくは、お金に糸目をつけずに、バルクヘッド交換してしまうとか。バルクヘッドのパーツ代は約25万円ですが・・・。

さて、何にしても遅れた分を取り戻すべく、これからペースを上げていかなくてはいけません。