丸洗い

ブログの更新頻度が落ちてしまって申し訳ありません。
整備工場の繁忙期とディフェンダーの納車ラッシュが重なってしまって、なかなかブログに手が回っていません。
3月中に納車がひと段落するはずだったのですが、それが終わらないうちに新たな契約を頂きまして、まだこの忙しさは続きそうです。
内容としては4月中に110の全塗装(艶消し黒!)で中古車仕上げ、熊本まで納車他、盛りだくさんです。
そして、一気に中古車が売れてしまったので在庫不足に陥っています。カーセンサーに5台の枠を確保しているのですが、3台しか掲載できない始末です。
実は、仕上げ前の中古車が2台(2003年 9万キロ 3ナンバー 白 & 2005年 5万5千キロ ピックアップ ボナティグレー)があるのですが、中古並行なので仕上げるのに相当な手間がかかり、まだまだ売り物にできる状態ではありません。

 EBAYや海外の雑誌で本国の中古車の価格を見て、日本のディフェンダーの中古は高いと思っている方、そんなに甘くないですよ。あちらの車に日本の常識は通用しません。あちらから持ってきて日本で売られている車と同等に仕上げようとしたら、すごい手間と費用がかかります。

 そのすごい手間を紹介しようと、まずは白から本格的に手を入れ始めたところだったのですが、お客様の全塗装が入ったのでキリのいいところでストップしなければいけません。それにしてもこの車、エンジンなどは絶好調なのですが、土埃がスゴイ。小麦粉のようなサラサラの砂が車のありとあらゆるところに入り込んでいます。最初はエアガンなどで掃除していたのですが、埒があきません。そこで思いついたのが、丸洗い。外せる限りの内装部品、トリム、電装品、リレー、ECUなどを全て外し、四方八方スチーム洗浄です。

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 と、ここまでやってふと思いました。「ここまでやったら全塗装の下処理ほぼ終了だよね。」
と言うわけで、部品は組み付けずにこのままにしておくことにしました。この車はばらした部品を積み込まれたまま、しばらく封印されます。
好きな色に塗り替えて購入したいという方、お待ちしております。