先日作業したクラシックレンジの全塗装です。
この車はずっとイギリスで使われていて、日本にやってきた300Tdiのレンジです。
遠目にはかなりきれいに見えますし、実際海外で20年近く使われてきた車の中では最高クラスに程度の良い車です。
しかし、よーく見ると、粗が見えます。
一番気になるのがこれ。
この車はずっとイギリスで使われていて、日本にやってきた300Tdiのレンジです。
遠目にはかなりきれいに見えますし、実際海外で20年近く使われてきた車の中では最高クラスに程度の良い車です。
しかし、よーく見ると、粗が見えます。
一番気になるのがこれ。
しかし、作業の途中で衝撃的な光景が。
朽ち果てています。
この車はクォーターガラスゴムが劣化して切れてしまったのか、ガラスゴムをシール剤で補強してありました。
クォーターガラスゴムは供給がストップしてしまっているので、こうするより仕方なかったのでしょう。しかし、日本にはこれをオリジナルで製造して販売されているショップさんがありますので、交換することができます。ただし、かなり「良い値段」です。こういうものを型から作ればすごいコストですし、しかも大量販売が見込めないので安くもできませんから、仕方がないことです。お客様も迷われていましたが、せっかくなので交換することになりました。
この判断が大正解。シール剤を切断して、ゴムを交換を取り外して出てきたのが上の状態です。
左右ともがこうでした。
左右ともがこうでした。
こんなものそのまま戻せるわけがありませんので、修理します。
まずは錆を切り取り、そこに鉄板を加工して元の形状と同じものを作って溶接します。
まずは錆を切り取り、そこに鉄板を加工して元の形状と同じものを作って溶接します。
そして溶接面を削って整えて、パテを入れます。
塗装したら完成です。
他には塗装とはあまり関係がありませんが、ルーフトリムの張替もしました。
ついでにサンルーフのドレンホースの交換。新車から付いているのは薄くて柔らかいホースなので潰れて詰まります。詰って排水ができなくなれば水は室内にこぼれ落ちてきます。
ついでにサンルーフのドレンホースの交換。新車から付いているのは薄くて柔らかいホースなので潰れて詰まります。詰って排水ができなくなれば水は室内にこぼれ落ちてきます。
旧ホースの中に細いホースを通すといいという話を聞いたのですが、ちょうどいい太さと硬さのホースが見当たらず、逆に水路を狭めてしまいそうだったので試行錯誤の結果こうする事にしました。
このホースなら潰れる心配は無いはずですし、排水効率もアップです。
最後に小ネタです。
テールゲートのウェザストリップを交換したのですが、最初に取寄せた社外品が右です。左は純正品。
テールゲートのウェザストリップを交換したのですが、最初に取寄せた社外品が右です。左は純正品。
純正品は台形のような形になっているのに、純正品は丸い断面、しかも太い。更には固い。ゲートが全く閉まらなくなりました。価格は純正品の1/4ですが、こんなもの使い物になりません。社外品ではこんなことは日常茶飯事ですので、個人輸入をされる方は気をつけてください。
さて、完成披露です。
グリルは旧タイプに変更。プロテクターモールは撤去しました。
すっきりとしていい感じの仕上がりです。
グリルは旧タイプに変更。プロテクターモールは撤去しました。
すっきりとしていい感じの仕上がりです。