中古車速報 2019/09/07

中古車速報です。

1994MY クラシックレンジ 300Tdi AT

アヴァロンブルーメタリック(多分)

走行 114000マイル

NOX/PM適合

 

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現在のフェイスブックでの作業レポートを見ていただいている方は分かると思いますが、フロアや、あの車両で大穴が開いていたような、典型的に錆が発生するポイントには補修の跡があり、多少の錆が浮いています。

クラシックレンジはフロントのフロア周りや、リヤゲートからの雨漏りを完全に止めるということはほぼ不可能で、敷いてあるスポンジ状の防音断熱材の下は必ず湿っています。これを定期的に乾かしてケアしてやれば長持ちするのですが、放置していると錆びてきます。クラシックレンジを購入する場合は必ず確認するべきポイントですが、ここが全く錆びていない車というのは、レストアされたばかりの車くらいなもので、普通に中古車として売られている車でそれを望むのは無理があります。現実的には穴が開いておらず、多少錆が浮いているくらいなら合格とすべきでしょう。もしくは、錆があってもフロアパネルの交換を前提に安く買うというのも一つの手です。

そういう点から考えると、この車は酷い錆も無く、今もう少し補修をしておけば当面は大丈夫だと言えると思います。

 

さて、その他の内外装や機関についてです。

まず、メンテナンスの面ですが、過去3年、1万マイルほどの間に、足回りブッシュ交換、シリンダヘッドオーバーホール、ターボ交換、オルタネーター交換、ステアリングギヤボックス交換、スターターモーター交換、電動シートECU等リペア等、かなりの整備を行っています。

 

外装は大きな傷、凹みは無く、強いて言えば、ルーフの左後部に浅い凹みというか歪みがあるくらいです。内装もかなりきれいな方だと思います。ウッドパネルのひび割れや歪みも少ないです。

 

昨今、ガソリン車でもクラシックレンジのまともな車は、非常に高騰していますので、希少な300Tdiともなれば、安くはありませんが、大変価値のある車です。

 

お問い合わせはinfo@asahimotors.netまで。

 

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中古車速報 2019/08/25

中古車速報です。
2002MY 正規輸入車 
ディフェンダー110 SW Td5  
走行103000km
1ナンバー 5人乗り
NOX/PM規制不適合

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内外装大変状態の良い110です。
機関はクラッチオーバーホール、足回りブッシュ、ハブ・スイベル、燃料ポンプ等一通り整備してお渡しします。

価格は400万円台前半~中盤を予定しています。タイヤとホイールもどうしようか迷っています。

さて、10月から消費税増税が予定されていますが、車の販売は登録(名義変更)をした日を基準に税率が決まります。契約日ではありません。
そして、当社は契約から納車までは通常でも1ヶ月ほどは頂いています。つまり、現在で消費税8%の9月中に間に合うかどうかギリギリということになります。2%を大きいと考えるか、小さいと考えるかはそれぞれですが、どうせ買うなら安いに越した事は無いはずですので、他の中古車も含め、購入を検討されている方はお早めにお問い合わせください。

お問い合わせはinfo@asahimotors.netまで。

夏季休業のお知らせ

誠に勝手ではございますが、下記の日程にて休業させていただきます。

8月11日(日)~8月16日(金)

19日月曜は定休となりますので、ご注意ください。
上記期間中のお問い合わせへの回答、部品の発送などは17日以降となります。

お客様には大変ご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解のほど、お願い申し上げます。

中古車速報 2019/07/28

中古車速報です。
2009MY 
ディフェンダー90 XS
2.4TDCi 
走行70000マイル
3ナンバー 4人乗り
規制適合
車検33年3月

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当社には珍しい新型です。
実は4年前に販売した車の買取で、こちらで紹介した横転車の再生車です。
https://blogs.yahoo.co.jp/asahimotors2000/folder/274986.html

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ルーフはイギリスから中古のHT用を取り寄せて交換したので、アルパインウインドウがありません。フレームはアライメントなどには影響はないのですが、ステップをぶつけたらしく、ステップの取り付け部分が凹んでいますので、修復歴にあたると思います。

クラッチはつい先日オーバーホール済み。

消耗品類一式交換・ハブ・スイベルのオーバーホール、足回りブッシュ・ショックアブソーバー交換、タイヤ&ホイール交換を行う予定です。ステップも110用と間違えて注文してしまったバータイプのものがあるので、交換してしまうかもしれません。

価格としては距離も多いですし、修復歴扱いになりますので、新型としてはかなり安くします。もちろん、仕上げ方によっても価格は変わりますが、大手中古車サイトを検索してもこの価格の新型は出ていませんでした。もっとも、新型でここまで距離の多い車も、修復歴有の車もほとんどないのですが。

タイヤ、ホイール、ステップ等は着手前ならご相談に応じます。
おそらく盆休み明けくらいから手を付けることになると思います。
お問い合わせはinfo@asahimotors.netまで。

中古車速報 2019/07/24

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2004MY 正規Td5 SE
NOX/PM不適合
246000km
買い取りました。

7年前、100000kmに販売した車で、それ以来全てのメンテナンスを当社で行っています。
足回りのブッシュ・ショックアブソーバーも一度交換していますが、販売前に2度目を行います。
その他、クラッチオーバーホール、燃料ポンプ交換、ハブ・スイベルのオーバーホール等、いつものフル整備を行います。

クロスメンバーマウントスペアキャリア、ステンレスナット、モトリタウッドステアリングが付いています。

さて、これをどう料理しようか検討中です。

写真のようにボンネット、ルーフ、ドアの塗装に劣化がありますし、内装も例によってシートから粉が出て年式なりのヘタリ具合です。

これを全てキレイにして販売するかどうかがまず悩みどころです。

そしてもう一つ、NOX/PM適合にしてしまうかどうかです。当社にはおそらく全国で最後の一個の適合装置の在庫があります。定価は864,000円。昨今の値上がりしてしまった中古車に取り付けると、もうちょっと出せば新型が買えるんでは?という価格になってしまいます。何度も適合化の問い合わせをいただいていますが、皆さん価格を聞くと躊躇されます。この装置を有効利用するため、走行距離が多くて価格が安くでき、それでいて素性の良い車が入荷するのを待っていました。この車はまさにピッタリです。適合化したからと言って、装置の定価を丸々上乗せはしません。

しかし、この装置が無くなると、適合化ができなくなるか、できてもガス検合格させるのに200万円以上かかる可能性もあるそうなので、装置を取っておきたい気もします。急に規制地域に転勤となるお客様がいるかもしれません。それに、せっかく規制地域外になら安く販売できる車を、高くしてしまっていいのかとも思います。

「内外装現状で安く販売」から「外装塗装、シート張替え、適合化・3ナンバー化」まで、仕上げ方は色々あります。もっと言えば、AT化なんていう選択肢もあります。

とりあえず10日ほど考えますが、お話が無ければ適合化してしまうかもしれません。外装の仕上げは、鈑金部門が忙しいので、まだまだ先になります。

お問い合わせはinfo@asahimotors.netまで。

中古車速報 2019/06/28

中古車速報です。

2001MY Td5
走行128000km
NOX PM適合
3ナンバー 5人乗り

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3年ほど前に買い取った車だったのですが、その時点で冷却水のホース破れたまま走行してしまったため、オーバーヒートを起こしエンジン不動となっておりました。ヘッドガスケット抜け程度だろうと甘く考えていたのですが、いざヘッドを降ろしてみるとピストンは溶けてしまっており、かなりの重症でした。もちろんオーバーホールすることも可能だったのですが、他の作業で忙しいと期限のない仕事はなかなか進まないもので、そのまま放置されていました。
 中古やリビルトエンジンを取り寄せようかとも思っていたのですが、この車はTd5でも、2001年モデルですから10Pという型式のエンジンが載っており、2002年までの15Pエンジンよりも絶対数が少なく、リビルトも中古も割高です。しかもエンジン単体は200kg以上ありますから、イギリスからの送料を考えると躊躇してしまっていました。さらに、正直言うと、中古はもちろん、リビルトエンジンすら信用できません。
そんな事情で、その内、暇になったらオーバーホールと思ったまま、3年が過ぎてしまいました。

そんな時、事故で横転してしまった車のオーナーさんから買取の依頼がありました。遠方だったので写真を送っていただいたら、外装パネルで無事な部分は一つもないような状態でした。しかし、当り方が悪くて転がってしまっただけで、フレームは大きなダメージはなさそうに見えましたので、最初は再生するつもりでした。当社の秘蔵する中古パーツを使えば、何とか割に合うコストで再生できると思いました。しかし、詳しくお話を聞くと、中古並行ということもあり、フレームの錆の状態が良くないということで、確かに横転時の写真を拡大してみると、典型的なところにかなりの錆兆候が見られました。錆びているディフェンダーのフレームの目利きに関しては、多少自信があります。錆の状態を踏まえ、修理にかかるコストと、修理した後で販売できる金額を再計算すると、残念ながら結論は再生不可でした。その結論は、実際に車を見た後でも変わりませんでした。というより、検査するとフレームにも僅かに歪みがありましたので、どちらにせよ再生は厳しかったのですが。

そういうわけで、1台のディフェンダーが廃車になってしまうのは残念ですが、おかげで別の一台が路上復帰できることになりました。同じ中古エンジンで、中古並行車から取ったとはいえ、既に日本国内で8年以上使われている車ですので、大きな問題は無いはずです。エンジン載せ替えはスムーズに終了し、内外装も清掃して3年越しで商品化ができました。エンジンも調子よく回っています。

ただ、横転車は16万km弱なので、本来は必要もないのですが、横転するとオイルが燃焼室に入って、バルブにダメージが出ることがありますので、念のため納車整備でシリンダヘッドのオーバーホールを行います。いつものようにクラッチオーバーホール、足回りブッシュ交換、ショックアブソーバー交換、燃料ポンプの交換、ハブ・スイベル・ブレーキのオーバーホールも行います。
更に、タイヤとホイールも新品です。

お問い合わせはこちら
http://www.asahimotors.net/defender/oldcar.php?code=def0207
またはinfo@asahimotors.netまで。

ディフェンダー Td5のECU修理・交換

最近、Td5のECUについての相談を多くいただきます。

 

それもそのはずで、昔は10万円程度で購入できたTd5のECUが年々高額になっていき、今ではメーカーの純正定価は50万円を超えます。イギリスから直接取り寄せれば、もう少し安くなりますが、そう簡単には手が出せない金額であることは間違いありません。

 

それでも、お金さえ出せば何とかなるかというとそうでもありません。ECUを交換するには10ASユニットというセキュリティECUと同期をしてやる必要がありますし、完全な新品ECUの場合はデータの書き込みをしなければエンジンすらかかりません。これにはディーラーや専門店の持っている診断機が必要になります。
では、ディーラーに頼めばいいのかと言えば、昨今のディーラー網の再編のせいでそうもいかないようです。今までランドローバーディーラーを運営していた会社が撤退し、他の会社がディーラー権を取って新規参入した場合、Td5のような古い車に対応する診断機を導入しないことがあるようです。更に古くからのディーラーでも、診断機が壊れてしまって、使用頻度が低いから修理や買い替えをしていないということもあり、ランドローバーディーラーなのに正規輸入のディフェンダーでも整備しきれないことがあるという事態になっているそうです。

 

そういう事情から、遠方のお客様のECU修理・交換にも対応できる方法を考えました。

 

まず、ECUが壊れているかどうかの判断ですが、経験上、壊れ方は主に2種類あります。

 

(1) クランキングはしても全くエンジンがかからなくなる症状で、イグニションスイッチオンでも、エンジンチェックランプの初期点灯が無くなります。燃料ポンプも回りません。この場合は、診断機などを使っても、ECUにアクセスできませんので、フォルトコードの読出しもできません。

 

(2) エンジンがかかるものの、ものすごい黒煙を吐いたり、アイドリングも不調で、すぐにエンストしてしまいます。この場合、対応する診断機で以下のフォルトコードを読み出せることが多いです。

 

INJECTOR 1-5 PEAK CHARGE SHORT LOGGED

 

TOPSIDE SWITCH FAILED PRE INJECTION

 

BOTTOMSIDE CURRENT TRIP LOGGED

 

これらの症状が出た場合、可能であれば車両ごとロードサービスなどを利用して搬入していただければ一番なのですが、遠方でそれが不可能という場合、運転席下のECU本体と、メーター奥の10ASユニット(セキュリティECU)を取り外して送ってください。それを当社にある在庫車に仮取付することで、故障診断や交換時の再セッティングが可能になります。

 

メインECUはすぐに分かると思いますが、10ASユニットはここに隠されています。

 

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これを取り外して送ってください。診断の結果、ECU不良が確定した場合、解決法補は4つです。
2021年7月15日 更新

 

1 ECUの純正新品交換 絶版となりました。
納期はメーカー在庫によって2週間~となります。
 一番確実な修理方法です。デメリットはとんでもなく高いこと。

 

2 現品修理(1年保証) 現物修理中止しました。
 イギリスの専門業者に送って修理します。一番安い方法です。デメリットは時間がかかること(約1ヶ月)壊れ方によってはイギリスに送って点検しても修理不能と判断される場合もあります。その場合も点検料と送料がかかってしまいます。

 

3 リペア品交換(1年保証) 
ECUを交換した場合、壊れたECUは当社で回収します。それを修理したものを在庫していますので、それとの交換をします。メリットは素早く修理(最短で即日発送)できることです。デメリットはあくまでも修理した中古品であること、在庫に限りがあることです。
 
 現品修理以外は、ECU取替後に再セッティングが必要です。純正新品の場合は、プログラムの書き込みとセキュリティECUとの同期、インジェクターコードの登録です。リビルトとリペア品の交換の場合は、セキュリティECUとの同期とインジェクターコードの登録です。
インジェクターコードというのは、インジェクターに記載されている5文字のアルファベットです。これを5気筒分、ECUに書き込んでやる必要があります。ECUの壊れ方が(2)の場合は、ECUと通信ができますので、交換前に読みだしておいて、新しいECUに書き込むということができます。
しかし、(1)の壊れ方の場合、通信不能ですので、読み出しはできず目視でコードを読む必要があります。ここで問題になるのがインジェクターが完全にヘッドカバーの中にあるというTd5の不可解な構造です。コードの確認のためにわざわざヘッドカバーを開けなければならないのです。ヘッドカバーガスケットの交換も必要になり、更に費用がかかってしまいます。
 ただし、これは正式な手順ですが、色々なところの情報によると、コードを上書きしなくても問題が無いとも言われているようです。実際、コードの上書き前に試運転などした時も、何ら不具合を感じませんでした。個人的な予想で何の根拠もありませんが、おそらく、偶然1番のインジェクターに書かれているコードが、5番のコードとしてECUに登録されているというような状態にならなければ、問題が無いのではないかと考えています。ただ、コードに使われるアルファベットは10種類程なので被らないことが無いとは言えません。可能な限り正確に上書きすることをお勧めします。遠方でECU郵送での対応の場合は、コードを読んでお伝えいただければ、それを新しいECUに登録してお返しします。

 

4 デコードリペア品交換(1年保証) 

以上の事をご理解いただいた上で、もう一つの方法としてリペア品ECUのデコード版というのがあります。これはECUのセキュリティ機能をキャンセルしたもので、設定無しでどの車に接続してもエンジンをかけることができます。インジェクターコードを無視するのであれば、交換するだけで普通に走ることができてしまいます。とりあえずディーラーやショップに頼らずに走れるようになりたいというならこれをお勧めします。ただし、その元々そのECUが取り付けられていた車の仕様によっては、走行に影響しないエラーコードが出ることがあります。走行できるようになったら、後日対応診断機を持っているディーラーさんや専門ショップに持ち込んで、データを上書きすることをお勧めします。

 

 ということで、ECU故障でも安価に(と言ってもそれなりにしますが)直すことができますし、遠方でも郵送で対応する手段が確立できましたので、ディーラーさんで工賃込み60万円というような見積もりが出ても、絶望せずにご相談ください。