整備説明 Td5  エアフロ

Td5でエンジンの吹け上りが悪い車がよくあります。特に始動直後のエンジンが温まっていない時にハッキリ分かります。その場合、他にも原因はあり得るのですが、八割方がこのエアフロが原因です。


エンジンに吸入される空気を測定しているセンサーで、正常な場合、対応している診断機で測定するとアイドリング状態で55~60くらいの数値を出力しています。


これが劣化してアイドリングで40~50くらいの数値になると、加速が悪く感じ始めます。完全に壊れても緊急の固定数値を出力するようになっており、走行できなくなることはありません。

当社のスタッフなど、慣れている人がエアフロが劣化している車に乗るとすぐに気が付くのですが、意外と毎日乗っていて徐々に劣化していると気が付かないこともありますし、中古車で壊れた状態で買ってしまうと、それが普通だと思ってしまってそのままになっていることが多いです。壊れていてもエンジンチェックランプの点灯はありませんん。
早いと2~3年で壊れてしまうこともありましたが、平均的な耐用年数的には5~6年くらいではないかと思いますので、消耗品的に考えていただいた方が良いです。中古車で買われて、初めて入庫する車はほとんどがエアフロ不良になっています。簡単に交換できるものですし、そこまで高額ではないので、テスターが無くて診断ができなくても、しばらく交換履歴が無い場合は交換してしまってもいいかもしれません。
エアフロ不良の車に乗っていて新品交換すると、こんなに走る車だったのかと感動することになります。

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