ディフェンダー レストアレポート (完) + 予告

休み明けは色々と忙しく、なかなか更新ができませんでした。
やっと完成披露です。

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黒への塗装は全部黒にして厳つくするのが定番ですが、今回はイギリス車らしくルーフは白、それに合わせてホイールも白。
フロントシートもリヤシートもブラックレザー仕様。気品のある仕上がりになりました。

今回はなかなか大変でした。
中をバラして洗い始めたのが3月末ですから4ヶ月以上かかっています。そして費用もかかっていますが、途中から採算は気にしていません。

新型の新車が高すぎて売れてない現状では、国内の中古車の玉数は少なくなっていく一方です。
少し前までは排ガス不適合の正規輸入車の価格が落ちていき、規制地域の人が手放すので玉数も増えるだろうと思っていたのですが、全く逆でした。
価格は高止まりか、むしろ上昇気味、しかも中古車情報サイトを見ていただくと分かると思うのですが、台数も激減しています。
こんな状況で在庫を揃えようとすれば、中古並行しかありません。しかし、中古並行はやはり一筋縄ではいきません。今回はそれを仕上げるテストケースにしようと思い、ある意味過剰なまでの事をしました。この状態にこんな手間をかければ、こんな状態にできる、というのを実作業を通して理解しているというのは大きな財産になると思います。大変勉強になりました。

そしてテストケース第2弾。
上の車は泥だらけで内外装が汚いというだけで、機械部分に大きな問題はありませんでした。
しかし、次はこちらです。
http://blogs.yahoo.co.jp/asahimotors2000/35085752.html
見ての通りボロイです。
それもそのはず、95年の300Tdiです。イギリスで15年以上使われてきているんですから、仕方がないでしょう。
一例を挙げると、ラジエーター。

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崩壊しています。同年式でも新車並行でこんなになっているのを見た事がありません。
全体的にこんな感じですので、かなりやりがいがあります。
このときのブログで列挙している整備内容はあくまでも着手前のことです。やはり実際は追加がかなりしてあります。

現在は既に整備はほぼ終了し、内外装に着手すべく、部品を手配しているところです。
ヤレたままの感じがいいというご意見も多かったのですが、シリーズものっぽく仕上げる事にしました。

来週末くらいには、盆休み明けのバタバタがひと段落して部品も揃うでしょうからスタートしたいと思います。
それまででしたら、今の価格での販売もいたします。ヤレた感じで乗りたい、今のまま安く買いたいという方がいらっしゃいましたらお急ぎください。

今後やっていく作業はこんな感じです。
今回はまだ売れているわけではないので、全力で趣味に走ります。

クーラー取付
全塗装
右フロントフェンダー交換
右フロントオーバーフェンダー交換
フロントバンパー(亜鉛メッキ)
ヘリテイジグリル
シリーズ風ヘッドランプパネル
シート張替(ブラウン生地)
ウッドステアリング
荷台アルミ縞板
クロスメンバーチェッカー
アルミドアヒンジキット
フロアカーペット交換
ロスタイルホイール

他にも何か面白いものがないか、海外サイトや雑誌を物色中です。