ディフェンダー 横転車修理(1)

先日から入庫している横転車の部品がそろいましたので、修理開始となりました。
まずダメージの詳細から。

右側面を下に倒れていますから、右側は全滅です。
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右フロントフェンダーサイドパネル、右フロントドア、右リヤドア、リヤクォーターパネル交換です。

フェイスガードが押してしまっているので、ルーフもダメです。
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さらにフェイスガードは衝撃を左側にも伝えてしまい、左フェンダーのサイドパネルが曲がってしまいました。左フロントフェンダーサイドパネル交換

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キャビンのリヤパネルも変形し、コーナーガラスも割れてしまっています。

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キャビンリヤパネル。コーナーガラス交換


いつものように一通りバラした後、クォーターパネルを取り外します。クォーターパネルは外側の垂直面だけでなく、ホイールハウスも一体になっています。従ってここまで取り除きます。

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フロントはこんな感じ

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新品部品を仮組

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フロントガラスフレームは中古品がありました。


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仮組できたら微調整をしていきます。やはり色々なところに歪みが出ていますので、各部の修正が必要です。ただし、元から各部に不定数のワッシャーを入れて建付けの調整をしているような、かなり適当な精度な車ですので、国産車の感覚で1mmの狂いもなくキッチリ合わせることはできません。しかし、妥協しすぎれば最後の組み上げでもっと大きなズレになってしまうので、加減が難しいところです。

さて、この車は修理ついでに全塗装やその他いろいろ作業を行います。
また作業が進みましたらレポートしていきます。