ディフェンダー90Tdi

イギリスから来た90Tdi。走行距離は18万km。
昨年からの整備がやっと終わりました。

この車です。

イメージ 1


写真は整備前のものですので、予備検査が終わって内装もきれいにした後に、どのように仕上げたかは紹介しようと思います。と言っても、今回は外装はそんなに触らなかったので、絵的には弱いかもしれません。

とりあえず整備内容のご紹介。

タイミングベルト
ヘッドカバーガスケット
マニホールドガスケット
ファンベルト
ファンベルトテンショナ
ラジエータASSY
ラジエータアッパーホース
ラジエータロワホース
オイルクーラーホース
ウォーターホース
バイパスホース
前後ハブ スイベルオーバーホール
前後ブレーキディスク
前後ブレーキキャリパASSY
前後ブレーキパッド
前後左右ブレーキバックプレート
ブレーキホース(ステンメッシュ)
クラッチオーバーホール
前後ショックアブソーバー
足回り全ブッシュ
インタークーラーホース
全油脂類
クラッチマスタシリンダー
クラッチスレーブシリンダー
フューエルリフトポンプ
バッテリー
リヤマッドフラップ
タイヤ4本
ホイール再塗装
フロントガラス
フロントガラスゴム
アルパインウインドウゴム
下回防錆塗装


 予想の範囲内ではあるのですが、結構やってしまいました。これだけやっても整備費用はいただきません。ただでさえ利益薄いのに痛いんですが、仕方ありません。
毎度のことながら、10年以上イギリスで乗られた中古車は一筋縄ではいきません。
でも逆に言えば、これだけやれば普通の中古車より良い車になります。今回は外装は触りませんが、これを内外装もしっかり手を入れてクーラーも取り付ければ、おそらく400万円~450万円になるでしょう。5年落ち、18万kmの車にそこまでかけるかどうかは価値観の問題になります。弊社はもちろん価値があると考えているので、こんなことをしているわけです。

 イギリスでは98年までが300Tdi、それ以降がTd5とはっきり分かれていますから、300Tdiは必然的に98年以前の車となる訳です。イギリスで15年も乗られてた車は、日本人の感覚からすると、解体置き場から拾ってきたようにしか見えません。でも、イギリスではこんなのでもそこそこ高いのです。そこに更に船代、通関や日本でナンバーを取るための費用、その他の経費を入れれば、一般的な常識からするとバカみたいな金額になります。それにさらに上記のような整備を行うのですから、こんな金額になってしまうのです。Tdiにこだわらず、Td5でも良いとなれば、2005年、2006年などの最終に近いものを選べば、ここまで手を入れなくても乗れる車もありますが、その分車体価格が高くなり、結局は同じことです。

 時々、90Tdiの問い合わせを受けるのですが、90は110より大幅に安いと誤解されている方が多いです。しかし、90が安いのは、日本国内にある90の大半が98年から数年間正規輸入されたV8ガソリンAT車だからです。ガソリン車は燃費が悪く排気量が大きいので税金も高いため、ディーゼル車に比べれば不人気で、比較的安く買えます。あくまでも110に比べればで、希少車なのは間違いありません。しかし、それにも増して90のディーゼルは国内では希少で、同じような程度であれば110より高いかもしれません。それも、あればの話です。中古の玉数は110に比べ圧倒的に少なく、中古車市場にはほとんど出回りません。結局、欲しければイギリスから経費をかけて持って来なくてはいけません。
 その結果、走行距離は問わずで、内外装を気にしなくても300~350万円、新車同様と言えるくらいまで内外装を仕上げれば400~450万円ということになります。国内の90V8の倍近い金額です。これで売れるのかどうかは分かりませんが、とりあえず90Tdi又はTd5を常時1台は在庫するようにしていこうと思います。
 
 そんなわけで、昨年末に売約となったこのアルルブルーの代わりに、もう一台持ってきました。当然、上記と同じくらいの整備が必要になります。

イメージ 2


どうしてもTdiの90が欲しい方はいかがでしょうか?真っ黒でイカツい感じでも、これみたいにシリーズ風でも、お好みに仕上げます。
http://blogs.yahoo.co.jp/asahimotors2000/38453646.html