インダッシュ → 吊り下げ(2)

 現在かかっている大仕事の2回目です。
 エンジンや足回りの整備をしている間は、エアコンはストップしていたのですが、そちらが終了したので再開です。

 ちなみに、ハブ&スイベルオーバーホール、全ブッシュ交換、コイル&ショック交換、タイミングベルトウォーターポンプ、ファンベルトテンショナ、オイルクーラーパイプ、パワステパイプ他、かなり色々部品を交換しています。点検して必要だと判断すればここまでやります。これに関する整備費用は頂きません。全て車体価格に含めて価格を付けています。だから当社の中古車は多少高いかもしれませんが、それ以上の価値があると思っています。
 それから、申し訳ありませんが値引きは殆どできません。私は値段交渉の駆け引きが苦手です。家電を買ったりするときも値切れません。そして、思い込みかもしれませんが、ディフェンダーを買いに来られるお客様もそんな方が多いような気がしています。だから値引き交渉がうまい人だけが得をするのが嫌ですので、値引きの余地のない価格をつけます。

 ただ、オプションを付けるとか、カスタムするとか、凹んだりしているのを直すとかいう事については、中古車販売時はかなり安くさせていただいています。特に、ブログのネタになったり、我々の勉強になるような面白い作業については、特別価格でやっています。今回もそれです。この作業、普通に工賃と部品代をもらってやったら、一体いくらになることやら。

 さて、まずはベンチレーター穴を開けます。エアソーで切断していきます。ディフェンダーってボディを切ったり穴を開けたりするのに、不思議と躊躇いが起こらないと思いませんか?

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バッサリいきました。

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解体車から外してきたフラップを溶接します。

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このフラップは部品として買えるのですが、ヒンジのほうはバルクヘッドの一部ですので買えません。希少品です。
メッシュも取り付けます。パーツリストを見てもこのメッシュも単体販売は無いようです。

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外装は完成です。

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でも、内側が複雑。ブロワモーターへの配線も車両ハーネスだから買おうとしたらとんでもない金額になるでしょう。部品取車があって助かりました。しかし、もう1台やろうとしても、もうできないかもしれません。