中古車仕上げ

ディフェンダーの中古車仕上げで忙しい毎日です。
その中の1台の車なのですが、この有様です。
お決まりと言えばお決まりなのですが、

リヤハブ真っ赤。ベアリングもダメかもしれません。

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フランジとシャフトがのスプラインが摩耗してガタガタ。このままだったら近いうちに空回りします。

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ブレーキピストンサビサビ。こんなのをパッド交換で押し込んだら、フルード漏れします。

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フロントも同じようなものなので、前後ハブスイベルオーバーホールで、ブレーキキャリパーオーバーホール、ピストン交換、シャフト&フランジ交換になります。

これでも走行7万kmです。年式からすれば十分少走行と言っていいでしょう。
これがいつも言っている走行距離が少ないというだけで高くなっている車は意味が無いということです。一部の専門店以外では、中古車販売前にはおそらくハブを開けてまで確認しません。ディーラーでもガタでもない限り、開けてみるところの方が少ないはずです。

弊社はこれだけやった上で、常識的な価格で販売したいと思っています。
でも、業者オークション相場が非常識なんですよね。特に走行距離が少ないとバカみたいな金額に。
距離が多ければ、整備に自信が無いところは手を出してこないから、それなりになってくるんですけどね。そんなわけで、10万kmオーバーにしっかり手を入れて販売する方が好きなのです。逆に距離が多い方がお買い得かもしれません。距離や状態に応じて色々な部分を新品にして販売しますので。

何が言いたいのかと言いますと、走行距離が少ないから大丈夫だろうってことで、整備もされていない車を買うと高い上に、意外とお金がかかることがありますよってことです。

以上、今日もオークションの車が高すぎて買えなかったことへの愚痴でした。