中古車速報 2023/06/09

中古車速報です。

※ 2023/06/09即日売約です。

2003MY
正規Td5 SE
3ナンバー NOX/PM規制適合
7人乗り
走行203000km
チョウトンホワイト 
車検 令和7年4月

 

約4年前に当社で販売した車です。
当時の整備明細はこちらです。

 

ここから4年で走行距離が8000kmです。
整備内容については当社で販売する限りどの車でも同等のことは行いますが、販売時にルーフ塗装、ハーフレザーシートの張替えも行っているのが大きいです。これらは、どんなに走行距離が少なくても、経年で劣化して、シートからはオレンジ色の粉が出たり、ルーフの塗装剥がれるので、ここが対策されているだけでも大きなメリットになります。費用で言えば、この2点だけでも50万円はかかります。
タイヤも当時新品にしたので、もちろんまだ9分以上の山があります。

整備内容については、エンジンマウントの劣化を感じたのでそれは交換、それから4年前はまだインジェクターワッシャーの交換を標準納車前整備としていなかったので、今回交換します。他はほとんど整備する必要はないかと思いますが、この後点検して正確な販売価格を決定します。

マイナスポイントとしては、各ドアのえくぼ程度の凹み、ドアのプレスライン上の塗装ハゲ、その他小傷です。ちょっと写真では分かりづらいかもしれません。もちろん別途費用にはなりますが、補修は承ります。



現在、NOX/PM規制不適合の車を適合にするのも、1ナンバーを3ナンバーにするのも、非常に高額な費用がかり、実質的には不可能になっています。そんな中で3ナンバーの適合車(Td5)というのは非常に貴重です。なかなか出てきませんので、探されていた方はお早めにお問い合わせください。

info@asahimotors.net

中古車速報 2023/05/12

中古車速報です。

2002MY
正規Td5 SW
コニストングリーン
6人乗り3ナンバー
NOX PM不適合
走行191000km

先日入荷した白のTd5はすぐに売約となってしまいました。
状態が良かったのもありますが、正規輸入Td5の3ナンバーというのがかなりポイントが高かったのだと思います。
そしてこれもGW前ギリギリに買い取った車ですが、同じく正規3ナンバーです。排ガス対策はしてありませんので、NOX/PM規制地域では登録できませんが、3ナンバーはディーゼル規制条例の対象外ですので、NOX・PM規制地域外で登録すれば、どこに乗り入れるのも規制はありません。

外装はそこそこ傷みがあるので、どこまで手を入れるか検討中です。見た目は気にしないから安く買いたいと言う方はご相談ください。

 

ルーフ塗装

グリルベース塗装
ボンネット塗装
オーバーフェンダー塗装
グリル・ヘッドランプパネル塗装
フロントバンパー塗装
フロントガラス
クロスメンバー錆補修
ホイール&タイヤ
サイドステップ
ステンレスボルトキット

以上は基本的には行う予定ですが、やらなくていいということであれば安くできます。全塗装する予定だから塗装は要らないとか、ステップ・タイヤ・ホイール等を好みのものを付けたいという方はお早めに。

整備は手を抜かないので、以下は必須です。

クラッチオーバーホール
インジェクターワッシャー&Oリング
インジェクターハーネス
燃料ポンプ
フューエルブロックコネクター
足回りブッシュ
ショックアブソーバー
コイルスプリング
ブレーキキャリパーオーバーホール
ステンレスピストン
ブレーキローター&パッド
全油脂
スイベル・ハブオーバーホール
フロントガラスゴム交
アルパインウインドウゴム
スライドガラスフェルト
ノックスドール防錆
ベンチレーターパッキン ステンレスベンチレーターボルト
バッテリー
ヘッドランプレンズ

価格はどこまでやるかで400万円台前半から~500万円程度の予定です。
お問い合わせはinfo@asahimotors.netまでお願いいたします。

中古車速報 2023/04/22

中古車速報です。
2002年
正規輸入Td5 SW
チョウトンホワイト
3ナンバー
NOX・PM不適合
走行 297000km

 

NOX・PM規制不適合なので、NOX・PM規制地域では登録できませんが、3ナンバー化してありますので、東京・大阪のディーゼル規制条例(通行規制)は対象外です。NOX・PM規制地域外で登録すれば、走行することに対する規制はありません。東京・大阪周辺の非規制地域の方にお勧めです。今は正規輸入車の3ナンバー化が難しくなりましたので、希少な一台となりました。

7年前に当社で販売してその際に一式整備を行っていますが、それから10万km走りましたので、クラッチオーバーホール、足回りブッシュ、燃料ポンプ等交換して、またリセットして販売いたします。
現在、ホイール塗装中でタイヤも5本新品にします。ホイールは純正ヘビーデューティーです。塗装ができ次第タイヤを手配しますが、手配する前でしたらタイヤの銘柄も相談に応じます。特になければジオランダー(A/T)の予定です。(現在は他から借りたノーマル&スタッドレスです。こちらは付属しません。)

状態は酷い錆、傷、凹みもありません。小凹み、小傷、塗装ハゲ程度と、ディフェンダーには必ず発生する、ドアパンチの凹み、ドアハンドル周辺の歪みくらいです。

 

こちらもご予算に応じて修理も可能です。

お問い合わせはinfo@asahimotors.netまで。

ゴールデンウイーク休業のお知らせ

誠に勝手ではございますが、GW期間中は下記の日程にて休業させていただきます。
 
休業 4月29日(土)~5月7日(日)

 

パーツの通販も同日程で休業いたします。GW前の最終発送は28日午前中の注文分となります。

尚、5月8日は月曜日ですが営業いたします。
 
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

VINの話 アップデート版

ディフェンダーのVIN(車台番号)については過去に書きましたが、少し加筆修正して再掲します。

これは17桁のアルファベットと数字で表示されています。ディフェンダーの場合はフレームの右側先端の側面に刻印されています。

また、フロントガラスとダッシュボードの間にもアルミのプレートがあり、前から覗き込めば見えるようになっています。

この17文字にはそれぞれ意味があります。
例えば、頭の3文字「SAL」はランドローバー車であることを示しています。そして、次の2文字は車種を表します。ディフェンダーなら「LD」です。その次の文字はボディ形状です。90なのか110なのか、ワゴンなのかピックアップなのか、これを見れば分かります。
この文字の中でもっとも重要なのが、10番目です。これがモデルイヤー、つまり年式を表しています。紛らわしい文字を飛ばしていますので、完全には順番通りではありませんが、この文字を見れば何年モデルなのかが分かります。(ヨーロッパの年度の区切りは9月ですので、モデルイヤーと実際に生産された年式は異なる事があります。ご注意ください。)
上の写真の車は2003年モデルということになります。

J = 1992
K = 1993
L = 1994
M = 1995
T = 1996
V = 1997
W = 1998
X = 1999
Y = 2000
1 = 2001
2 = 2002
3 = 2003



9 = 2009
A = 2010
B = 2011
C = 2012
D = 2013
E = 2014
F = 2015
G = 2016

部品の識別をするときにはここからの文字が重要になります。この次の文字は組立工場を表しているので、ディフェンダーの場合は殆どがA=ソリハル製になっているはずです。年式によって適合が異なる部品はこれを含めて「FROM VIN MA939976 to 1A612403」というように表示されます。これは95年から2001年まで適合という意味です。部品の注文、問い合わせをいただくときはご注意ください。この場合YAHOOショップ等では「MA~1A」と書かれています。

しかし、ディフェンダー、特に中古で買われている場合は、意外と他年式の中古部品に組みかえられていたりして、VINだけを頼りに部品を注文すると、間違ってしまうこともあったりするのですが・・・。アクスルやブレーキなどは要注意です。

それから、車台番号は車検証にも記載されていますが、並行輸入車の一部や、錆などで打刻のオリジナルの車台番号が判別できなくなった場合は職権打刻といって、別の位置へ打刻がされていたり、プレートが打たれている車もあり、その場合は車検証にはそちらが記載されています。その車台番号からは年式や仕様の判別はできませんので、部品注文・問い合わせの際の車台番号は必ず上記のVINでお願いいたします。

中古車速報 2023/02/25

久し振りの中古車速報です。

96MY 300Tdi NOX・PM適合
9人乗り 3ナンバー
エプソムグリーン
走行不明?

2023/03/04 売約となりました。

 

最近はオークションなどの業者間取引で、酷い車でもかなりの値段が付いてしまいますし、ちょっと走行距離が少なかったり、見た目が良い車だととんでもない金額になってしまっていて、とても仕入れられませんでした。
そんな金額で仕入れて、しっかり整備をして販売すると、恐ろしい金額になってしまいます。かといって、整備せずに販売するなんてことはできませんので、実質的に中古車の販売から手を引いてしまったような状態になっていました。

そんな中でも、稀には買い取れる車があります。どういうものかと言えば、他社が怖がって手を出せない車です。具体的には故障して動かなかったり、内外装の状態が悪いままの車ということです。修理にいくらかかるのか、又は直らないかもしれないという懸念から他社が高い金額を付けなくても、当社であれば不具合の原因は査定時に大体分かりますし、分からなかったとしても調べれば間違いなく特定できて、修理することができるという自信がありますから、躊躇なく買えます。そして、他社と競合しない分、適正(それでも安くはない)な金額で仕入れることができ、思い切り整備して仕上げても、まだ納得(妥協?)できる(それでも安くはない)、金額で販売できます。
逆に言うとそんな車でなければ、在庫してまで販売することができなくなっています。

この車もそんな車でした。
走行には問題なかったのですが、酷いのが内装です。
前オーナーさんはDIY精神に富んだ方だったのでしょう。各部にプロの仕事とは思えない、独特なカスタムがされていました。
まず、メーターパネルを全て撤去し、そこに右から左まで一体のウッドパネルを取付け、メーターを埋め込んでありました。いや、正確には埋め込もうとして途中で投げ出されていました。警告灯パネルもセンターに移植しようとしたようですが、できていませんでした。

そして、社外クーラーの吹き出し口の付いたユニットが取り外されており(部品無し)、エバポレーターがむき出しで、半分ぶら下がった状態でした。

シートもフロントはEXMOORTRIMのリトリムキットを使って張り換えられているのですが、浮いてしまっている状態でした。

セカンド・サードシートは本国では12人乗り仕様になっているセカンド3分割、サードが3人掛けの長いベンチタイプのものですが、これもサードシート下にDIY感溢れる物入が作りつけられてしまって、車検でも問題になりそうですし、とてもそのまま売りに出せるものではありませんでした。

外装も、ルーフの塗装はボロボロ、左フロントフェンダーの凹み、右リヤフェンダーの凹み、バックドアの歪み(鈑金不能レベル)がありました。
おそらく、こんな車、当社以外手は出さないでしょう。案の定競り合わずに落札することができました。

実を言うと、通常であれば当社でも少し厳しかったかもしれません。しかし今回はあてがありました。実は、この少し前に残念ながら自損事故でフレームやルーフなどに損傷を受けて、全損になってしまった車を部品取車として買い取っていたのです。この車の部品を使用すれば安く直すことができると考えました。しかし、やってみると実際はそう簡単にはいきませんでした。まず、無茶苦茶になっている、インパネ・メーター周りを一式部品取車から移設しようとしたのですが、これが一筋縄ではいきません。
最大の問題である、やりかけのウッドパネルインパネですが、この車は96年モデル、部品取車は2003年モデルで、インパネ形状が違います。それでも移し替えてしまえばいいだろうと思っていたのですが、全くそんなことはなく、各部加工が必要で、とんでもない手間がかかりました。メーターも前オーナーさんによる加工がかなり雑な上に、取り外した部品が付属していないのでいちいち取り寄せなければならず、時間もかかりました。
ハザード、リヤワイパー、リヤ熱線のスイッチの配線も全部やり直さなければいけません。

クーラーは社外クーラーの吹き出し口周りの主要部分が欠品しているという最悪の状態でした。90年代の車に付けられているような社外クーラーは既にメーカーが無くなっており、同じ部品が手に入らないことが多いです。コンプレッサーやホース、コンデンサー等なら汎用品を使用することができますが、吹き出し口などのどうしても専用品が必要な部分については、そういうわけにもいきません。これも過去にレストアの際に社外クーラーから純正タイプ(OEM)クーラーに一式交換した時に出た同型のジャンク品がありましたので、それを移植することで解決できました。

その他の内装も、シートは以前張り替えしてあったものに全9席交換。キャビーボックスを取付け、カーペットも一台分全て張り替えしました。

外装は、ルーフを再塗装、酷い凹みは修正、ランプ類は交換、ヒンジがボロボロだったので、ステンレスヒンジに全交換、サイドステップも錆びていたので、バータイプからフォールディングタイプにに交換。グリルは汎用コンデンサーファンを使用するスペースを稼ぐためにコアラグリルに変更して、ヘリテイジスタイルにしました。ヘッドランプパネル、ガルバナイズドバンパーも交換です。

バックドア交換は、前期アルミドアから後期スチールドアにしたい場合、ガラスや内装なども必要になってそう簡単にはいかないのですが、丸ごと移植すればそうでもないだろうと思っていました。しかし、やってみれば、キーシリンダーが違う、リヤワイパーや熱線の制御が違う等、大工事が必要になってしまいました。
結局、イグニションキーシリンダーごと全て交換し、それに伴って運転席・助手席のドアアウターハンドルも交換、バックドアも含めてロックアクチュエーターを取付けて、この年式では難しい5枚ドアキーレス化と、ドアキーとイグニションキーの統一をしました。

ランプ類はウインカー等の小ランプはLEDキットに交換。その他も全て交換しました。

エンジンや足回りの整備についてはいつも通りです。下記の内容一覧をご確認ください。それに加えて、今回はホース類を全部シリコンにして、ヒーターコア、ブリーザー、クーラントタンクをアルミのものにし、初めての試みとして、エンジンカバーをボディ色で塗装してみました。

さて、ここからはマイナスポイントです。

業者オークションの出品は走行不明ということになっていました。
理由としては2017年1月に158000kmだったという記録があるのに、現在105536マイルだからということのようです。
ただ、2018年5月の104,895kmの記録簿があります。
業者オークションの出品票にはメーターはkm表示かマイル表示か不明であると書かれていました。しかし、メーターはマイル表示で、現在のメーター表示は105536マイルです。車は長期間動かしていなかったような印象を受けました。車検のステッカーも平成32年となっていました。
以上の事から、何の証拠もない印象に過ぎませんが、おそらくはメーター戻しではなく、2017年の158000kmはマイルをkmに換算して記録してあったのではないかと考えます。
証拠が無いことなので、販売する際は走行不明とするしかありませんが、30万kmも40万kmも走っているような感じではないので、あまり気にしなくても良いと思います。

それから、どうやら元色と同色で全塗装がされているようです。
メタリックのエプソムグリーンですので、クリア塗装が弱く、この年式だと大体ボロボロになってくるので、再塗装したものと思われます。しかし、その塗装があまり良くなく、おそらくサフェーサーを入れてから塗装をしたのだと思いますが、色の塗りが薄く、サフェーサーが若干透けている部分があるのです。暗いところでは分からないのですが、明るい場所で近くで見ると、そういう部分は色が薄く見えてしまいます。その他、やはりマスキング塗装なので、当社からすると若干塗装の仕上がりが気に入らない部分がありますが、それを直すには全塗装をしなければならないので、費用がかかり過ぎるのと、販売できるのが何年も先になってしまうので、今回はそういう部分を現状で販売します。

全塗装は今から予約いただいても数年先ですので、将来的に全塗装することを前提に購入を検討していただければと思います。一度塗り直されていますので、同年式の車のように塗装がボロボロというような状態ではなく、数年乗るのが恥ずかしいということは無いと思います。

お問い合わせはinfo@asahimotors.net又はこちらから。

旭モータース-DEFENDER SHOP- (asahimotors.net)

 

実施作業一覧(一部予定)

内外装関連
インパネ周り Td5部品取車から移植
全シート、リビルト済み中古に交換
左フロントフェンダー鈑金
右リヤクォーター鈑金
ルーフパネル塗装
サンルーフ交換
アルパインウインドウゴム交換
フロントガラスヒンジ塗装
バックドア Td5部品取車から移植交換 塗装
サイドステップ フォールディングx4 交換
ガルバナイズドフロントバンパー 交換
ヘリテイジグリル 交換
ヘリテイジエアインテーク 交換
ヘリテイジヘッドランプパネル 交換
ステンレスドアヒンジ 1台分
ステンレスヒンジボルト
ステンレスベンチレーターボルトキット
ステンレスバックドアシールリテーナー
スライドウインドウオーバーホール フェルト交換
フロント&リヤカーペットキット(ノーマル)取替
全ドア 集中ロック化 キーレスユニット取替
イグニションスイッチ&ステアリングロック交換
全ドアキーシリンダー交換
LEDランプキット
ロームライセンスランプ
バックランプ2個 交換
スペアホイールキャリア 中古


機関関連
クーラントホース シリコン 交換
ブリーザホース シリコン 交換
インタークーラーホース シリコン 交換
クーラー修理
アルミヒーターコア 交換
アルミブリーザー交換
アルミクーラーントタンク交換
タイヤ5本(予定)

以下通常納車前整備
クラッチオーバーホール
クラッチマスターシリンダー交換
クラッチスレーブシリンダー交換
シフトノブ交換
タイミングベルト交換
ファンベルト交換
ファンベルトテンショナ交換
クーラーベルト交換
クーラーベルトアイドラプーリ交換
クーラーベルトテンショナアーム交換
クーラーベルトテンショナプーリ交換
ヘッドカバーガスケット交換
マニホールドガスケット交換
ウォーターポンプ交換
オルタネーター交換
スピードメーターケーブル交換
フロントハブ・スイベルオーバーホール
右スイベルハウジング交換
前後左右ブレーキキャリパー オーバーホール ステンレスピストン交換
前後左右ブレーキローター交換
前後ブレーキパッド交換
左右リヤハブオーバーホール
左右リヤアクスルハーフシャフト交換
左右リヤドライブ秋するフランジ交換
足回りブッシュ交換
Aアームボールジョイント交換
前後左右ショックアブソーバー交換
ステアリングダンパー交換
前後プロペラシャフトユニバーサルジョイント交換
燃料タンク脱着 ホース交換
フューエルセンダーユニット交換
フューエルフィラーホース交換
フューエルリフトポンプ交換
燃料フィルター交換
ブレーキサーボ交換
ブレーキマスターシリンダー交換
バキュームポンプ交換
水温計交換
燃料計交換
ブレーキフルード交換
ミッションオイル交換
トランスファーオイル交換
前後デフオイル交換
LLC交換
エンジンオイル交換
オイルエレメント交換

中古車の保証について

 中古車販売前の整備は、購入された方が乗られていく上で当面の間、少なくとも2年後の次回車検まではエンジンオイル程度の消耗品の交換以外の費用がかからないことを目指しています。

 しかし、どれだけ気を付けて整備しても、突発的な故障を完全に防ぐことはできませんし、納車前の試運転もほとんどできませんから、走行しなければ分からない不具合や特定状況下でしか発生しない症状の不具合というのは発見できないこともあります。(仮ナンバーでの試運転は違法です)

 それから、特に最近多いのですが、部品の品質問題です。交換した部品が不良品ということが増えているのです。これは純正品を使っておけば間違いないというわけでもなく、純正品の供給メーカーが変わったことで不良品が多発し、OEM扱いの過去の供給メーカーの社外品の方が品質が良いということも往々にしてあります。その逆に、安くて品質が良いと思っていた社外品メーカーのものが、急にトラブルを多発するようになるということもありました。この辺りは日々情報をアップデートしておりますが、それでもトラブルは発生します。納車前に大量の部品を交換する当社では、かえってこういうトラブルに当たる可能性は高くなってしまっているとも言えます。

 こういうトラブルに対応するために、当社では短いですが、3ヶ月、3000kmの保証を付けて販売しています。この間に発生した不具合は、機能に影響ないような微量の漏れ、滲み、異音、雨漏りといったもの以外は、消耗品まで全て対応しております。保証期間中に壊れたら、修理代がどれだけかかろうとも、修理させていただきます。

 ただし、保証を受けるには条件があります。基本的には当社への車両持ち込み、当社での作業が条件となります。また、当社へのレッカー費用、引き取り・納車費用・代車費用等は負担いたしません。もちろん、持ち込んでいただければ、空きがある限りは当社の代車はお出しいたしますが、例えば、何かが壊れて地元の修理工場へレッカーで持ち込んで修理を受け、レンタカーを手配して、その費用を当社に負担しろということはお断りします。例外として、確実に故障部品が特定できた場合、その部品は無償提供させていただきますが、遠方の方が地元の修理工場さんやディーラーさんで修理される場合は、その工賃は自己負担していただく必要があります。つまり、当社に気軽に入庫できないような遠方の方が購入されるのはリスクがあることになります。

 ディフェンダーは何年か前まで良くも悪くも一部特殊な趣味の方が好まれる車で、上記のような内容はあえて説明するまでもなく覚悟している方だけが買われる車でした。購入されるのは、言っていただければ明らかに保証対象で無償修理できたのに、「こんなの当り前だと思って」ということで、気にせず乗られてしまったり、自分で(自腹で)修理されてしまったりされるような方ばかりでした。しかし、最近の人気や露出過多で、今までディーラーさん等で新車や認定中古車しか買われたことが無いのだろうなというような方からの問い合わせが非常に多くなっています。価格的にもそういう車になってしまったということなのかもしれません。でも、実際には車は古くなって、走行距離も多くなっているので、納車前に行わなければならない整備も増えていますし、突発的に壊れるリスクも大きくなっています。

 納車前整備はオイルや消耗品を交換するだけで、ドカンと利益を乗せて販売し、保証期間中に壊れたら、どんなに遠くても納車引き取りして、レンタカーも提供するというようなやり方をされる販売店さんもあるでしょうが、当社はそうではありません。
逆に、一切の保証はせず、その代り安く販売するという販売店さんもあると思います。それは悪いことではありません。それぞれの価格、売り方、保証内容がありますので、購入する車の価格がそれに見合っているかを考える必要があります。

 購入したことを後悔するというようなことにはなって欲しくはありませんので、購入を検討される方は、こういうことしっかり理解した上で、お願いしたいと思います。