誠に勝手ではございますが、下記の日程にて休業させていただきます。
12月30日(金)~1月5日(木)
尚、28日・29日は工場内設備清掃・メンテナンスのため、整備作業は行わず、29日は終了次第営業終了しますので、年内最終の通常営業は27日となります。
お客様には大変ご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解のほど、お願い申し上げます。
誠に勝手ではございますが、下記の日程にて休業させていただきます。
12月30日(金)~1月5日(木)
尚、28日・29日は工場内設備清掃・メンテナンスのため、整備作業は行わず、29日は終了次第営業終了しますので、年内最終の通常営業は27日となります。
お客様には大変ご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解のほど、お願い申し上げます。
ディフェンダーの中古車の異常高騰はまったく収まらず、気軽に買える金額ではなくなってしまっていますが、そんな中でヤフオクや個人売買で何とか手が出せる金が金額で販売されている車が時々あります。しかし、それが中古並行輸入車であれば、手を出してはいけません。中古並行車とは、海外で新車登録されて使われ、その後中古車で日本に入ってきた車です。
海外で使われていた年数の短いTDCiならまだマシな車もあるかもしれませんが、Tdi・Td5はもう無理です。もちろん、本国でフレーム交換を含めたフルレストアをされている車は別ですが、そういうのは新車から国内にある車より高いです。しかも、そのレストアの作業の質はやっぱり日本国内でのしっかりしたショップの作業には敵わないと思います。
最近、ヤフオクで中古並行車を整備なしで売る業者がいます。そして、それを買って維持できず、買取店で売却して業者オークションに流れ、それを買った中古車屋がまた販売しています。再度ヤフオクで売る人もいます。
大抵、維持できなかったり、乗ってみて現実に気が付くのか、そういう車は短期間で中古車市場をグルグル回りババ抜き状態になっています。もちろん販売している業者はそれなりの説明はしています。現状販売・錆がある・漏れがある。
それでも買う方はコツコツ直していけばいいと思われるのでしょう。しかし、中古並行車はそんなに甘くはありません。
これは業者オークションで落札した96MYの新車並行車のフレームです。出品票には「下回り錆」と書かれています。
おそらく、一般の方がフレームに錆があると言われて想像するのはこの程度でしょう。新車から日本にあり、融雪剤を撒かない地域で使われていた車はおそらく26年間一度も防錆塗装をしていなくてもこの程度です。これなら、表面の錆を軽くワイヤーブラシなどで落として防錆塗装しておけば何の問題も無く、極上の部類に入ります。下手に防錆塗料が厚塗りされている車より、元の状態が分かるだけ安心かもしれません。
中古並行車に書かれている「錆」をこの程度のものだと思ってはいけません。
最近の例を挙げますと、あるお客様がヤフオクで500万円程度で中古並行車を落札されて、当社に陸送で持ち込まれました。
そのオークションは見ていたので、嫌な予感はしていたのですが、陸送で届いた車は想像の遥か上(下?)の状態でした。ディフェンダーを積載車で運ぶ際、フレーム前後に付いているリング部にフックを引っ掛けて固定するのですが、それがこのような状態になっていました。
固定の負荷に耐えられずにフレームが折れているのです。
よく見ると、フレームの錆穴がコーキングで埋めてあり、燃料タンクで見えなかった部分は大穴が開いています。
その他にもフレームの穴をアルミテープを貼って埋め、その上からペースト状の防錆塗料を厚塗りして誤魔化してある部分が多数ありました。
結局、クロスメンバーをエクステンション付きで交換したのですが、カットしたクロスメンバーはこの状態です。
フレームのフロント部もここまでではないにせよ腐食が進んでいましたし、その他の機械部分の状態も悪すぎて、もう一台買える以上の費用をかけても、万全の状態にはならないと判断したため、結局は最低限の修理をして、業者オークションで売却してしまうことになりました。お客様の損失は数百万円です。
これが特別悪い車ではありません。ごく一般的な中古並行車の状態です。海外から持ってきた車がどのような状態であるか、中古並行車を仕上げるのはどれほどの手間がかかるのかは過去のブログをご一読ください。
最近当社を知られた方は、読まれていないと思いますので、その過程を紹介した記事のリンクを紹介します。
90-1
1 https://asahimotors.hatenablog.com/entry/35458209
2 https://asahimotors.hatenablog.com/entry/35464396
3 https://asahimotors.hatenablog.com/entry/35476487
4 https://asahimotors.hatenablog.com/entry/35482940
5 https://asahimotors.hatenablog.com/entry/35541989
6 https://asahimotors.hatenablog.com/entry/35554261
7 https://asahimotors.hatenablog.com/entry/35559008
8 https://asahimotors.hatenablog.com/entry/35569887
9 https://asahimotors.hatenablog.com/entry/35581139
10 https://asahimotors.hatenablog.com/entry/35595173
11 https://asahimotors.hatenablog.com/entry/35634587
90-2
1 https://asahimotors.hatenablog.com/entry/36098463
2 https://asahimotors.hatenablog.com/entry/36110169
3 https://asahimotors.hatenablog.com/entry/36144116
4 https://asahimotors.hatenablog.com/entry/36186888
5 https://asahimotors.hatenablog.com/entry/36272841
6 https://asahimotors.hatenablog.com/entry/36275967
7 https://asahimotors.hatenablog.com/entry/36316886
8 https://asahimotors.hatenablog.com/entry/36358881
9 https://asahimotors.hatenablog.com/entry/36424404
10 https://asahimotors.hatenablog.com/entry/36500541
11 https://asahimotors.hatenablog.com/entry/38936484
110-1
1 https://asahimotors.hatenablog.com/entry/34571420
2 https://asahimotors.hatenablog.com/entry/34824087
3 https://asahimotors.hatenablog.com/entry/34828466
4 https://asahimotors.hatenablog.com/entry/35099291
5 https://asahimotors.hatenablog.com/entry/35136360
6 https://asahimotors.hatenablog.com/entry/35196273
7 https://asahimotors.hatenablog.com/entry/35260628
8 https://asahimotors.hatenablog.com/entry/35320007
9 https://asahimotors.hatenablog.com/entry/35395862
110-2
1 https://asahimotors.hatenablog.com/entry/41725802
2 https://asahimotors.hatenablog.com/entry/41726248
3 https://asahimotors.hatenablog.com/entry/41729355
注意していただきたいのが、2台目の110以外は10年以上前の記事だということです。当時新車から10年経過していないTd5ですらこの状態であるということ、そして10年前でこの状態なのですから、更に海外で10年使われた車を持ってきたら、どういう状態になっているかということです。つまり、TDCiでも全く安心はできませんし、ましてTd5・Tdiに期待する方が間違っているということになります。
ディフェンダーはどんな状態でも整備すれば再生できる、乗り続けられるとネット上に書いてあるのを見ることがあります。しかし、そんなのはデタラメです。フレームが腐ったらどうしようもありません。もちろん、フレーム交換すればいいのですが、それはもはや再生とは言いません。元の車の部品を一部使って新しい車を一台製造しているだけです。当然、そんなことすれば、もう一台買えるほどの費用がかかります。
本当に中古並行車を甘く見てはいけません。中古並行の定番と言えばアメ車ですが、アメリカのような乾燥した地域(場所にもよるでしょうが)から持ってこられた車と、北海道より北にある島国であるイギリスから持ってこられた車を同じに考えては痛い目を見ます。残念ながら手の施しようの無い車というのは存在するのです。
1995MY クラシックレンジ 300Tdi
中古並行 国内新規登録 平成19年10月
NOX/PM適合
型式不明
走行距離 約20万マイル +α(微増します)
希望価格 400万円(交渉可)
車検 令和4年11月のため抹消渡し
当社を通した販売ではありません。仲介でもなく、あくまでも紹介させていただくだけです。
ご興味のある方は、info@asahimotors.netまでお問い合わせをいただければ、オーナーさんに連絡先を転送しますので、直接やり取りの上で取引してください。当社では上記のデータ以上の説明は行いませんし、状態に一切責任を負いません。買っていいかどうかの判断もお答えしません。あくまでもご自身で現物を確認してご判断ください
また、当社で整備をした上での販売ということも行いません。
購入後に持ち込んでいただいてメンテナンスを行うのは結構ですが、購入前に当社の判断と責任で整備内容を決定して価格設定するというようなことはできません。あくまでも自己責任で個人売買で購入していただいた上で、別件としてメンテナンス受け入れさせていただきます。
今でも時々Tdiのクラシックレンジを輸入できないかというお問い合わせをいただきますが、正直本国にはまともな車は無く、日本で販売できる状態にするまでにはとんでもない金額がかかり、それに加えて輸入や日本でナンバーを取るためのコストを考えるととても輸入できるものではありません。
こちらの車は、中古並行ではありますが、比較的早く日本に入ってきていますので、ベースとしては悪くないと思います。フロアカーペットを剥がした写真を見ていただけると分かると思いますが、国内に新車からある車でも、フロアがこの程度の状態を保てている車というのは少ないです。
コツコツ仕上げて行きたいという方はいかがでしょうか?
お問い合わせはinfo@asahimotors.netまでお願いします。
お問い合わせの際は、お名前、ご住所、ご連絡先は明記してください。匿名でのお問い合わせには対応しません。
またお電話での対応はしませんので、ご了承ください。
誠に勝手ではございますが、下記の日程にて休業させていただきます。
8月11日(木)~8月15日(月)
上記期間中のお問い合わせへの回答、部品の発送などは16日以降となります。
お客様には大変ご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解のほど、お願い申し上げます。
厳密に言うと中古車速報ではありませんが、在庫車の仕様と価格変更です。
http://www.asahimotors.net/defender/oldcar.php?code=def0220
今までルーフキャリア付きで販売していましたが、ルーフキャリアを中古で販売しましたので、その分価格を下げました。
下げたと言っても、走行距離も少なく、状態が良過ぎるのでまだまだ高いのですが・・・・。しかし、今、状態の良い車をしっかり整備して販売したらこういう金額になってしまいます。
別に乗っていて不具合を感じることはありませんので、普通の中古車屋さんではオイル交換程度で販売してしまうと思います。
しかし、いくら走行距離が少なくても、やることをやらなければ壊れまくるか、全く本来の性能が出ていない状態のまま乗ることになります。
全油脂類交換
クラッチオーバーホール
ハブ・スイベル・ブレーキオーバーホール
足回りブッシュ交換
ショックアブソーバー交換
インジェクターワッシャー、インジェクターハーネス等交換
その他、定価では150万円分くらいの整備をしての納車になります。
整備費用は車両価格に含まれます。
排ガス規制は不適合なので、関東・大阪・兵庫・愛知・三重のNOX・PM規制地域では登録ができません。
また、1ナンバーですので、関東と大阪のディーゼル規制条例がある地域では走行ができません。(どこで登録してあっても)大阪は厳密には大阪を発着地としてはいけないという規制なので、大阪を素通りするだけなら良いことにはなります。
つまりNOX・PM規制地域外にお住まいで、大阪や関東の規制地域にも乗り入れしないという方にお勧めです。
また、正規輸入車ですので、並行輸入車であるTDCiやTdiよりも、各地のディーラーさんや整備工場さんにも受け入れてもらいやすいと思います。
Tdiには及びませんが、TDCiよりシンプルでメンテナンスもしやすいですし、日本国内に台数が多いため、修理に関するノウハウが蓄積されていて、不調の原因に悩むということが少ないのがTd5の良いところです。
最近はなかなかこういう状態の良いTd5は出てきませんので、お探しの方はお問い合わせください。
以前、Td5のECUについてこのように書きました。
https://asahimotors.hatenablog.com/entry/41740385
最近、以前にもましてECUのお問い合わせが多いのと、これを書いたときから多少方針が変わった部分もあるので、アップデートさせていただきます。
まず、ECUの現物修理を停止しました。
修理は海外の専門業者に送って行うのですが、壊れ方によっては直らないこともあり、トラブルが何度かあったからです。直っていなかったら無料で再修理はしてくれるのですが、送料がバカにならないのと、時間がかかり過ぎてお客様にご迷惑をかける恐れがあることから、直っているものを在庫して販売することのみという方針にしました。また、それに伴いコア回収も終了します。
販売品はリセット版とデコード版があります。
リセット版は壊れたECUを修理し、データを消去した状態で販売します。新品同様、専用のテスターで、車台番号等の必要データを入力し、セキュリティと同期させる必要があります。
デコード版は壊れたECUを修理した上で、データは消去せず、セキュリティに関する機能を殺してあるものです。これは取り付けるだけでエンジン始動が可能です。ただし、車台番号等は書き込まれているデータはそのECUが付いていた元の車のものになります。可能であればデータ上書きをお勧めします。
以上が今後の販売方針ですが、以下は交換に関する注意点です。
経験上、ECUが壊れる車は数ヶ月から数年程度で故障を繰り返すことが多いようです。海外のECU修理業者さんに相談してみたところ、ECUを破損する原因は、インジェクター本体、インジェクターハーネス、エンジンハーネス、ECUリレーなどにあるということでした。
この内、インジェクター本体とエンジンハーネスはそう簡単に交換できる金額ではありませんが、インジェクターハーネスは消耗品のようなものですし、ECUリレーは高価なものではないので、ECUが破損した場合はセットで交換することをお勧めします。
また、ECUリレーですが、このリレーを刺すソケットに問題があることが多く、緩くなって接触不良を起こすようです。この接触不良のせいでECUが壊れるのかもしれません。ECUを破損するまではいかなくても、接触不良でエンジンがかからなくなったり、エンストしたりという症状が出ることがあります。その際、水温計がホットに振り切っていることが良くあります。
ということで、ECUリレーを交換するついでにECUリレーのソケット端子を交換しておくと良いでしょう。というより、予防的に交換しておいても良いと思います。
当社の販売のTd5は昨年の秋くらいから、予防的に交換するようになりました。それ以前に買われた方、他店で買われた方でご希望の方は、車検時等にお申し付けいただければ合わせて作業いたします。