90Tdiピックアップ レストア (2)

今回からボディの作業に入ります。
まずはクロスメンバーの腐った部分を切除。

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新しい鉄板でこんなものを作ります。

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錆を落として、錆止めをして塗装します。

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先程作ったパネルを溶接。

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溶接跡を整えて。

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必要な穴を開けます。

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サフェーサーを塗って終了。

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この後は塗装をして、さらにチェッカープレートを貼ります。
これでフレームはOKなのですが、問題は次々出てきます。
ドアの下。

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 ディフェンダーはアルミボディと言われていますが、ボディでも骨にあたる部分は鉄です。こうなっている車は新車から国内で乗られている車でも結構あります。海沿いや、降雪地で乗られていた車に多いです。ドア内部に入った水は下から抜けるようになっているのですが、どうしてもここに溜まってしまいます。その水に融雪剤や、潮気があると錆は急速に進みます。錆が出れば、それが剥がれて排水穴を塞ぎ更に水が溜まる悪循環。

 本当はこうなればドア交換をお勧めします。かなりの手間がかかって工賃が高くなるので、交換でも費用はそれほど大きく違いません。修理では錆を100%取りきれるわけではないですし、溶接で熱がかかりますので、再発の可能性も新品交換よりは高いです。
 しかし今回は中古車仕上げですので工賃は関係ありません。現物修理で行きます。作業紹介は次回です。