中古車新入庫

最近、110の中古車、特に排ガス適合の110が非常に玉不足です。
http://asahimotors.net/defender/oldcar_list.php
ここを見ていだければ分かりますが、SOLD OUTばかりになってしまい、なかなか在庫が入ってきません。
 やはり、2002年からの正規輸入のせいで、あえて並行輸入車を購入された方が非常に少なかったせいだと思われます。正規輸入車は排ガス適合のために当時で80万円程度かかったそうですので、ほとんどの方はそのうちもっと安い対策装置が出るだろうと、そのまま購入してしまっていました。ところが実際は、安くなるどころか、当時の対策装置のデータ改ざんが発覚し、当時の対策装置はもう使えなくなり、排ガス適合には更に高額な費用がかかるようになってしまいました。
 その上、2007年以降はモデルチェンジで車両の価格が上がった上、並行輸入車の排ガスの扱いも変わったせい対策に費用がかかり、新車価格はあのような高額になってしまっています。「国産の高い四駆」と同等だったものが、一気に倍近くですから、そうそう売れるものではありません。新車が売れなくなったのですから、その数年後には当然中古が少なくなります。それが今の状態です。中古車の相場も一時期、新型の正規輸入の話が出て、そのせいで中古価格が下がったのですが、それが流れたので再び上昇しました。
 ディフェンダーの中古車がどれほど高値安しているかというと、10年ほど前、当社がディフェンダーを扱い始めたころ5年落ちで売っていた95年くらいの車が、現在15年落ち10万キロになっても当時と価格がほとんど変わっていないのです。こんな車種は他には聞いたことがありません。

 そんな玉不足の中、やっと一台中古車が仕入れられました。

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 300Tdi 95年、約10万キロ、3ナンバー NOX・PM適合 黒というかなり需要のある仕様となっています。東京他、どこでも登録できて期限なく乗ることができます。直接の買取車ではないので、どこでどんな整備を受けてきたのかは分かりませんが、ポイントポイントにしっかり整備してある感じが出ています。良い素材です。現在これをどのように料理して商品化しようか思案中です。10万キロですので、当然タイミングベルトやハブ、その他機関系はしっかり整備する必要があります。こちらはやるべきことは決まっているのすが、問題は外装です。
 費用をかけて外装に手を入れた方が良いのか、最小限で安く販売できた方が良いのか。外装に手を入れるにしても好みも色々ですので、どの方向に持っていくべきか・・・。もちろん外装が傷だらけとか、そういう訳ではありません。年式相応のヤレはありますが、今のままでも十分きれいです。ちょっとした磨きでかなり良くなるはずです。手を入れるのはそこからさらにプラスアルファのことです。
 個人的には、まずオールブラックなのにホイール&タイヤが白+XPCというのに違和感があるので、艶消しブラックに塗装してMTタイヤにしてホイールスペーサーを入れて外に出すか、いっそホイールごと交換してしまうとか、白ボケたヘッドランプパネルとグリルは交換して、クリアタイプのヘッドランプ+HIDを入れるとか、色々やりたくなってしまいます。 

 110の購入を検討されている方、いかがでしょうか?お好みに応じてパーツの取り付けや塗装など可能です。お問い合わせをお待ちしています。

mailto:info@asahimotors.net
 
 また、普通は中古車は売約後に整備に取り掛かりますが、この車は先に整備してしまおうと思います。そして、今後、このブログで整備内容を紹介していきます。当社は、中古車販売時に、整備にかかる費用は全て車両価格に含めて、整備費用を頂きません。そのため整備をしないで販売するという誤解があったり、整備費用を別途で徴収する他店と車両価格だけで比べられたときに、高いと思われてしまうことがあります。確かに整備費用を別途頂けば、車両価格は安く表示できるので問い合わせは増えるでしょう。例えば上の110が仮に総額300万円なら、当社の通常なら車体は約285万円です。しかし、これからやる予定の整備を全て実費で頂けるなら、車体価格はおそらく250万円と表示してもよくなると思います。当社は少なくとも普通に乗れるだけの整備は車両価格に含めるべきだと考えています。そうでなければ、車両価格など表示しても何の意味もなくなってしまうと思います。

 そんなわけで、この車や他の中古車を検討される方が、これだけやってその価格なら安い、古くても、10万キロでも、これだけやってあるなら安心だと思っていただけるように、それぞれの整備箇所の説明をしていきたいと思います。