ガラス交換

重整備スペースからレストア車が鈑金部門の方に移動したので、次はこちらのクラシックレンジTdiです。

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まずは飛び石だらけだったガラス交換から。

この年式のレンジは接着式。
そういえば、こちらは古いのではめ込み式でした。
http://blogs.yahoo.co.jp/asahimotors2000/31615802.html

はめ込み式はガラス交換の際も周りのゴムは問題なければ再使用できるのですが、接着式の場合は無理です。このガラスモールが高いのです。そしてガラス自体ももちろん高い。こういった仕事は専門的なので自動車ガラス屋さんにお願いするのですが、その工賃も高いです。クラシックレンジのガラス交換はボンネットやワイパーの周りのパネルを外します。ガラス屋さんの話ではトップクラスに面倒だそうです。

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ガラス本体と工賃、部品代を定価で出すと総額は25万円くらいになります。飛び石を食らったときのことを考えると、車両保険は必須ですね。
 実は今回は安く仕上げようと、イギリスから熱線なしのガラスを取寄せる予定だったのですが、欠品で手に入りませんでした。仕方なく、国内から熱線ありタイプを手配しました。

作業中にダッシュボードの隙間からこんなものが。

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古いシールを除去。

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ガラスにシール材を塗って接着。

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完成です。

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それからガラスといえばこちら。

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お決まりです。この程度なら補修できると思っていたのですが、ゴムを取ったら見えてないところは更にとんでもないことになっていまして、修復は諦めました。
修復できないということは、フレーム交換なのですが、嫌な思い出があります。
http://blogs.yahoo.co.jp/asahimotors2000/31267849.html
以前のレンジレストアの一番苦労したところはと問われれば、迷わずこのフレーム交換を挙げます。
交換自体も大変でしたが、なんと言ってもその後の調整。アルミなので軽くて柔らかく、キッチリ調整しないと締りが悪くなりますし、走行中に開いてしまうということもあり、位置を決めるのに本当に苦労しました。その思い出から、鉄のを探していたのですが、どうにも見つからず、仕方がないのでアルミの方を発注しました。もちろん調整さえしっかり決まれば、錆びることはないですから、メリットは大きいのですが・・・。前回の部品が特別ハズレで、今回のは一発で決まってくれると良いのですが。

 それにしても、整備をしていけば、予定外の出費はあるだろうと、あらかじめ整備予算に若干の余裕をみていましたが、この2点の追加でいきなりそれが吹き飛びました。今後大きな事が出ないことを祈るのみです。