クラシックレンジ 初期型風 作業レポート

先月から作業していたクラシックレンジが完成したので、レポートします。
今回のご依頼は、初期型風に仕上げるというものです。
初期型用外装部品の問い合わせは多いのですが、既に世界的に希少でなかなか手に入りません。
今回のお客様は、ご自身で色々な部品を集められて持ち込まれました。

まずはボディの鈑金から。ホイールハウスも結構錆びて穴が開いている部分もあるので、修正しなければいけません。

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今回は鈑金が終わったらまず先にルーフを塗装することにしました。

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ルーフを塗り終わったら、更にバラシを進めます。

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そして、ボディの塗装。

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パーツは別で塗っていきます。

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今回のこだわりその一。クォーターガラスの後のパネルです。

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ネットで見た初期型車で、ここがボディ同色のものがあったので、お勧めさせていただきました。貼ってあるレザーを剥がすとアルミ板が出てくるのでそのまま塗装するだけでOKです。

こだわりその2。

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なんだかお分かりでしょうか。
ここです。

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ドアガラスのフレームでした。ここにはドアミラーが付く穴があるのですが、溶接して埋めてしまいました。
そしてこれ。フェンダーミラー。

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当社でも以前これを探したんですけど手に入らなかったんですよね。よく見つけてこられると感心してしまいました。

部品の組み付けは進みます。

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クォーターガラスのはめ込み。

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紐を使って作業します。
ガラスゴムはお客様が持ち込まれた某ショップさんのオリジナルのものです。本国ではもう手に入らないんですよね。

ドアの内側の塗装はこんな感じです。

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一応、普通に使っていて見える部分は全て塗装しています。

クォーター上のパネルの仕上げ。スッキリしました。

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エンブレム。希少なものです。

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フロントバンパーの両端はエンドが手に入らないので鉄板を溶接して処理しました。

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フロントグリルとヘッドランプパネル。これも大変貴重なパーツです。

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リヤバンパーエンド。今回バンパーは艶消しシルバーで仕上げました。

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ロスタイルホイール。やはり旧型ルックにはこのホイールでしょう。

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ちょっと写真が多すぎますので、全体像は次の記事で。