ディフェンダー90Tdi 全塗装 & モディファイ

7月にこちらの車を買い取らせていただきました。

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国内では110より遥かに希少なTdiの90です。
塗装も劣化し、内外装に多少の傷みはあるものの、機関は好調ですし、ドアの下部等にもほとんど錆が無く、大切に乗られていたことが窺えます。
まずは内外装現状で軽く紹介してみましたが、特に反響は無し。
https://blogs.yahoo.co.jp/asahimotors2000/41463149.html
ならば、どこまで仕上げようかと思案していたところに、ランドローバー70周年記念のイベントにお誘いいただきました。

だったら、手ぶらで参加するのも何ですし、仕上げて持って行こうと思い立ちました。しかし、全塗装はずっと予約が詰まっており、とても自社でやっている余裕はありません。そこで、久しぶりに外注さんにお願いすることにしました。以前は何度か外注さんに全塗装をお願いしたこともありましたが、仕上がりと費用の面で合わず、10年以上はすべて自社で行っていました。しかし、依頼が多くてこなしきれなくなり、何とか外注先を開拓しなければならないと思っていたところだったので、全塗装外注のテストケースとして良い機会であると考えて、このプロジェクトをスタートさせました。

塗装前のバラシは当社で行います。この辺まで分解して、外注さんに引き渡しました。

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鈑金塗装作業は時々当社からスタッフを派遣して打ち合わせしながら行ってもらいました。

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外注先での作業を終えて帰ってきたときはこの状態です。

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ちなみにこの時点でイベント1週間前。急いで組まなくてはいけません。

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今回のペイントはランドローバーシリーズ物をイメージしたツートンカラー。ボディキャッピングはシルバーにしました。塗装色はミニのオキシジェンブルーという色で、過去にクラシックレンジのレストアの際に塗装して感じが良かった色です。フロント周りもヘリテイジグリルやガルバナイズドのバンパーを使って、シリーズ風に仕上げます。

そして、内装にも手を入れます。ステアリング、フロアカーペット、ルーフトリム、シート、キャビーボックス、シフトノブ、スイッチパネル・・・

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足回りもリフトアップされていたものを、新品を使ってノーマルに戻しました。防錆塗装もしてきれいに見せます。

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そんなこんなで、なんとかイベント前日、つまりは出発当日に完成し、軽井沢でお披露目することができました。本当はもうちょっと余裕を持って完成させるつもりでしたし、もう少し内装も懲りたいと思っていたのですが、間に合わない部分が多くありました。それでも一応は形にすることができました。

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もう一つの目的である外注さんのお試しも、今後も作業OKと言っていただきました。価格的には多少高くなってしまうかもしれませんし、状態が悪くて切った貼ったを伴う車は難しいかもしれませんが、状況に応じて依頼していこうと思います。メインで想定しているのは、中古車販売前の全塗装です。在庫車を色を変えて買いたいと言われる方は多いのですが、現在はすぐに作業ができる状況にないので、現状色で予約の順番が回ってくるまで乗ってもらうか、諦めていただくしかありませんでした。しかし、これが外注さんにお願いできるのなら、納車前整備の期間を含めても、2ヶ月半から3ヶ月もあれば全塗装まで終えて納車できるようになると思います。


さて、もちろん今回仕上げたこの車も販売車両です。
詳細は次回のブログで紹介いたします。