ダンカン来る

イギリスから部品屋の社長さん、ダンカンがやってきました。
東京に滞在しているのに、わざわざ当社に訪問するためだけに奥さんと二人で豊橋まで来てくれるということなので、楽しんで行っていただかなければ。
 しかし、自慢ではありませんが、私の英語は完全に受験英語でして、読み書きは大丈夫でも会話は全く自信がありません。でも、まあなんとかなるだろということで、とりあえずスマホに翻訳アプリをダウンロードして、お迎えすることにしました。

 まずは、工場内を見学です。
ダンカンは作業中のディフェンダーの下回りを覗き込んで不思議そうにしています。

「フレームを交換したのか?」

「日本人はフレームを頻繁に洗ったり、錆止め塗装したりするから、イギリスみたいに腐らないんだ」

 車は正規輸入のTd5なので、10年落ちくらいのもの。我々からすれば腐ってなくて当たり前なのですが、あちらはフレームが腐ったら交換するって感覚みたいですね。

 そのTd5以外にも、入庫しているどの車もみんなきれいなので、感心していました。それから、工場もきれいだと褒めてくれました。当社はそれほどきれいにしている方でもないと思いますが、LAND ROVER OWNERS INTERNATIONALなんかの作業現場があちらの平均だとすると、日本の整備工場はどこもきれいに見えるんでしょうね。

 ジャパンクオリティを見学していただいた後は、近所のお客様がやってる蕎麦屋さんでランチ。カモもアヒルもDUCKで良いんですね。鴨せいろの説明で悩みました。あと、蕎麦湯の説明も大変でした。

 その後は、せっかくこちらまで来てくれたので、ちょっと観光っぽいこともしてもらおうということで、豊川稲荷にご案内。豊橋周辺は観光スポットが少なくて悩んだんですが、正月はずっと仕事してましたので、自分の初詣も兼ねてみました。ゴッド オブ ビジネスだって説明してしまいましたが合ってるんでしょうか。

 で、境内や門前の商店街を一回り見てもらって、名物の千本幟にも商売繁盛と書いて、旭モータースとダンカンの会社で一本ずつ奉納してきました。

最後は工場内の手の空いてたスタッフで記念写真。

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今度は私がイギリスのダンカンの会社を訪問することを約束して、駅で見送りました。短い時間でしたが楽しんでもらえたようで、ホッとしています。

それにしても翻訳アプリは使えませんでした。音声認識は想像をはるかに超えていましたが、翻訳能力に関してはまだまだ実用レベルではない感じですね。おかげで半日ほぼ自力で乗り切りました。意外と何とかなるものです。
でも、普段使わない頭を使って知恵熱が出そうなので、今日は早く寝ることにします。