ディフェンダー 全塗装 ケントグリーンメタリック

先日行ったディフェンダー110の全塗装です。
全体的には塗装してしまうのはもったいないくらいの車ですが、少しぶつけられてしまい、車両保険を使って直すのを機に全塗装することになりました。
 損傷部分の塗装は車両保険でまかなえるので、自腹でお支払いいただく塗装代は安くなります。塗装代以外にも部品の脱着の手間や、取り外すと再使用できなくなる部品など、保険修理と全塗装の作業が重複すれば、結果的に全塗装費用を抑えることができます。今回は事故の損傷がそれ程広範囲ではなかったので、あまり大きく費用は浮きませんでしたが、それでも数万円分は安くできています。

今回の塗装はチョウトンホワイトからケントグリーンメタリック。ディフェンダーでも純正採用されていましたが、この色の車はかなり少なく、私も現物を見たことがありませんでした。おそらく日本に数台しかないのでしょう。

まずは、いつものようにバラシ。

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室内はこんな感じです。

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なんだか台数を重ねるごとに分解する部分が増えていっている気がするなぁなんて思っていたら、作業担当から提案がありました。
「屋根外していいですか?」
 内装を塗装するためにトリム類は全て外されているし、ルーフが別色ならルーフだけマスキングして塗装するより、取り外して別で塗装してしまった方が早い気がするそうです。まあ、早いかどうかは別としても、外した方がボディとルーフの間のパッキンをマスキングしなくて済むので、当然仕上がりは良くなります。見積には入ってなかたですが、取り外してしまう事にしました。

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まずはルーフの塗装。

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部品は別で塗装

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 ボディの塗装。塗装途中なども撮りたかったのですが、忙しすぎて気が付いたら完了してしまっていました。あまり染まりのよくない色で、塗装は大変でした。赤、黄色などは低隠蔽性といって、重ね塗りを多くしないと下地の元色やサフェーサーが透けてしまいます。手間もかかりますし、塗料も多く使いますので、通常の色より費用が割増になります。もし次回があれば、この色は割増料金を頂かないといけないかもしれません。

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そしていきなり完成。忙しかったんです・・・・。

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さて、このケントグリーンメタリックという色、なかなか落ち着いたいい色です。抹茶色というか、ウグイス色というか。落ち着いた大人のディフェンダーという感じに仕上がりました。